U2、米ラスベガスのスフィア常設公演を記録したコンサート・フィルムが“まもなく”公開
昨年と今年初めに米ラスベガスで開催された、U2によるスフィアのこけら落とし常設公演に足を運べなかったファンにとって朗報だ。実際にコンサートに参加しているような感覚を味わってもらうことを目的としている、同バンドの【U2:UV Achtung Baby Live at Sphere】コンサートを記録した映画『V-U2 An Immersive Concert Film at Sphere Las Vegas』がまもなく公開予定であると、Sphere Entertainment Co.が現地時間2024年8月21日に発表した。 ジ・エッジは声明で、「没入感のある映画体験で、観客にできるだけ【U2:UV】コンサートに近い、そしてそれ以上の体験をしてもらうことが目標でした。私はU2のライブを見たことがありません。素晴らしいライブを見ることができて、とても安堵しました」とコメントしている。 8月20日にバンドはX(旧Twitter)で、会場が前日に投稿した“ビデオカメラ”、“ポップコーン”、そして“SOON(間もなく)と右矢印”の絵文字だけの謎めいたポストを、“目”の絵文字だけを添えて引用していた。 このコンサート映画は、ジ・エッジとモーリー・スタインバーグが監督を務め、現地時間9月5日にスフィアでプレミア上映される。U2公式サイトの購読者にはチケットの先行販売が提供され、チケットマスターを通じていずれも太平洋時間の8月22日午前10時から8月23日午前9時まで先行販売が行われる。一般販売は8月23日午前10時に開始される。 米ラスベガス・ジャーナル・レビューによると、2023年9月29日に始まり2024年3月2日に幕を閉じたU2のレジデンシー公演の40回目にして最後の公演で、ボノがこれで終わりではないと満員の観客に語った。彼は、「今夜、撮影を行います。私たちが帰った後、人々が目にするのはこのショーです。将来、あなた方を見ている私たちを人々が見ることになるでしょう。未来に手を振ってください」と話した。 U2が最初に公演を行った米ラスベガスの球体会場スフィアは、23億ドル(約3,336億円)で建設された2万人収容可能な会場で、16Kのラップアラウンド式内壁LEDスクリーンと、象徴的な580,000平方フィート(約54,000平方メートル)の屋外LEDディスプレイを擁する。4月にはフィッシュが4回公演を行い、その後デッド・アンド・カンパニーが30回の常設公演を行った。9月20日にはイーグルスが20回のレジデンシー公演を開始し、12月にはEDMアーティストのAnymaが6回公演を行う。