Bグループ首位攻防戦。3戦全勝「慶應義塾大学」×3勝1敗「筑波大学」。第13回関東大学春季交流大会
関東強豪大学がしのぎを削る春季大会は佳境だ。
昨季対抗戦A、リーグ戦1部の4~6位によるBグループでは、6月16日(日)、3勝の慶應義塾大学、本拠グラウンドに3勝1敗の筑波大学を迎える。
両軍が勝点14で並ぶ首位攻防戦だが、4試合消化の筑波大が大会最終戦であるのに対し、慶大は23日(日)に2勝2敗の大東文化大学戦を残す。
敵地に乗り込む筑波大は前戦、一部主力を欠いた布陣で東洋大学と熱戦を繰り広げた。
前半を終了して19-19。3連続トライで19点ビハインドを許してからのカムバックだった。
後半は4本のトライで突き放し45-31で3勝目を奪ったのだが、この4本全てにトライ、アシストなどで絡んだのが桐蔭学園出身のルーキーLO中森真翔(なかもり・まなと)だ。
190cmながら豊かなスピードを持ち、エリア大外から2トライを奪取。落ち着いたパスでトライアシストもみせた。ウイング適性もあった元日本代表LO、192cmの大野均さんを彷彿させるダイナミックな才能だ。
そのLO中森、共に東洋大戦に出場したCTB森尾大悟(茗溪学園)は試合後、U20代表に招集された。
7月2日開幕の「ワールドラグビーU20トロフィー2024」(スコットランド)へ向かうU20日本代表だが、筑波大メンバーはその2名に加えてLO磯部俊太朗、CTB/WTB飯岡建人、UTB増山将(6月5日時点)。
そのU20代表メンバーが、招集経験のあるLO 白丸智乃祐を含めて、今週末の慶大戦に名を連ねてきた。本気度を感じる慶大戦の先発メンバーは、東洋大戦から4名が替わった。
LO白丸に加え、弟・海斗(PR)との兄弟出場となるFL茨木颯、 ビッグプレーを連発するCTB飯岡建人 、スピードスターのFB増山将だ。
ハーフ団は九州コンビとなるルーキーSH 井上達木(佐賀工業)とSO楢本幹志朗(東福岡)。両ウイングは先発に2人のみの4年生で、WTB大畑亮太と、「ブライトンの衝撃」2015年W杯南アフリカ戦のマスコットキッズだったというWTB中野真太郎主将だ。