「ドラマのTBS」復活か? 「アンナチュラル」「MIU404」を手がけた最強トリオが「日曜劇場」登場で他局は戦々恐々
ドラマのTBS
「昔と明らかに違うのは、役者が表立ってないことでしょう。かつては、坂元裕二と織田裕二(「東京ラブストーリー」「太陽と海の教室」など)、北川悦吏子と木村拓哉(「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」など)、野島伸司といしだ壱成(「未成年」「聖者の行進」など)のように、脚本家が主演を当て書きで書いていました。ところが、TBS系の女性3人は、誰にでもハマるような作り方をしています。主役を石原や綾野、満島など、作品に応じて柔軟に変えるから強いのだと思います。そのため、見ているほうも飽きが来ない」 今年6月、宮藤官九郎と組んで「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」「不適切にもほどがある!」などを作ったTBSの磯山晶プロデューサーがNetflixに引き抜かれたことが話題となった。 「磯山さんがTBSを退社したことはショックだったでしょうが、3人はまだ若いですから、今後10年は安泰。それだけに他局としては恐ろしい」 秋ドラマには、松本若菜が「西園寺さんは家事をしない」(TBS)に続き2作連続で主演を務める「わたしの宝物」(フジテレビ)、反町隆史と杉野遥亮が“相棒”となる「オクラ~迷宮入り事件捜査~」(フジ)、岡田将生と中井貴一の「ザ・トラベルナース 第2シリーズ」(テレビ朝日)なども注目されている。 「フジは月9で数字が取れていませんし、日テレは『セクシー田中さん』の問題から抜け出せていない状態です。テレ朝は『相棒』と『科捜研の女』は続いていますが、『ドクターX~外科医・大門未知子~』の代わりとなるシリーズが見つかっていない。となると、やはりTBSが強い。“ドラマのTBS”が復権しそうです」
デイリー新潮編集部
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