なかよしコンビ・マユリカが手錠で繋がれたまま共同生活!?初単独冠特番『マユリカの東京友錠生活』
12月28日(土)にCS放送「映画・チャンネルNECO」にてオリジナル番組『マユリカの東京友錠生活』が放送される。 【写真を見る】『マユリカの東京友錠生活』左から、阪本、中谷 M‐1 グランプリ 2023 決勝進出以降、躍進を続けるお笑いコンビ「マユリカ」の阪本と中谷。マユリカと言えば、3 歳からの幼馴染で 30 年以上の時間を共に過ごしてきた、なかよしコンビ。そんな2人が【友錠】という名のリング(手錠)でお互いの手を繋がれた状態で共同生活を行う!何をするにもどこへ行くにも繋がれた状況のなか、なかよしミッションに挑む。日常の全てが不便になっても【究極のコンビ愛】は見られるのか? 「スカパー!番組配信」では、放送終了後からアフタートーク番組を配信。収録の裏話や本編に入りきらなかった場面について、ラジオ感覚で聞くことができる。 今回はマユリカの2人に、企画に挑んでみての感想や幼馴染ならではのエピソードについて語ってもらった。 ――コンビ愛をテーマにした本番組の内容を聞いたときの感想はいかがでしたか? 中谷「何となくしか自分の中で想像していなかったです。見たことない感じで、楽しそうかなぐらいに構えていました。やってみて、めっちゃ後悔したという感じです(笑)」 阪本「単独冠特番ということで、嬉しいなとしか考えてなくて。あんまり深く企画について想像できていなくて...。『断っといたらよかったな』っていう...それは冗談として(笑)それくらいしんどかったです」 ――どの段階で「思っていたのと違うな」と思いましたか? 阪本「実際に手錠をつけたときですね。こんなに不便で、こんな近いんやっていう感じで」 中谷「鎖のリーチも短かったですね」 阪本「ずっと肩が当たるぐらいの距離でいないといけないと気づきました」 中谷「始まってみて『これ1、2時間で終わらないのか、このままずっと撮られるんや』と絶望しました」 ――マユリカのお2人は"仲良し"と周りからもよく言われていると思いますが、どう感じていますか? 中谷「むずがゆさはあります。仲良しと言っていただけるのはありがたいなと思うのですが、照れ臭さみたいなのはありますね」 阪本「仲良しと言われるのもわかるのですが、『芸人だから』という部分があると思います。コンビ芸人の相方というのは毎日一緒にいる相手なので、裏では喋らないという人や一緒にご飯には行けないという人が多いので。その中で、僕らは3歳からの幼なじみでご飯に一緒に行くこともあるというぐらいで、仲良しっていう言葉がしっくりくるかと言われたらちょっと恥ずかしさはあります」 ――この企画で、一緒にいること自体は辛くはなかったですか? 中谷「相方とこれをやるというのが絶妙に嫌で、お互いがストレスになるなという部分もありました。相方ではなく、(芸人の)同期とやる方が、少しは気楽かなと思います」 阪本「普通、舞台があると、1日中一緒でも合間には別々に好きな人と喋って、好きなタイミングで一人でトイレ行って...となると思います。この企画中にも舞台があったのですが、楽屋でもずっと一緒にいないといけないというのが、ストレスでしたね」 中谷「芸人が見ていたら『これは大変やな』と思われると思いますが、視聴者の方にはあんまり理解されにくい"裏のしんどさ"みたいなものがあったな、と思います」 阪本「たぶん、さや香がこの企画をやっていたらどちらかが死んでると思う」 ――よくお互いを知っているお2人だと思いますが、この企画をやってみて改めて気づいたことはありますか? 阪本「(中谷は)器用と言われていますが、ピアノを弾くときがあって、意外とピアノ苦手なんや、と思いました」 中谷「全然できないんですよ。何回やっても覚えが悪くて無理でした。逆に言えば(阪本の)器用なとこには助けられましたね。片手しか使えなかったので料理やミッションでは器用さに助けられるところもありました」 ――どんな場面がきつかったですか? 阪本「単純にお風呂、トイレがやっぱ気持ち悪かったです。きついというか、気持ち悪かったです(笑)」 ――お風呂はどのように入られましたか? 阪本「片方が洗っている間に、片方は湯船に浸かるというように入れ替わりで入りました」 中谷「洗い場のシャワーの水圧が弱くて...もっと勢いがあれば少しは余裕があるのに、ちょろちょろとしかでないので、余計に近づいて洗わなければならなくて(笑)そういうストレスもありました」 ――企画中に楽しかった瞬間はありましたか? 中谷「いや~本当にわずかですね。昼飯は自分達で作れと言われて、ミッションで作ったのですが、晩飯は阪本が利き手の右手があいているのでお店でもんじゃ焼きを作ってくれたんです。僕は見てるだけで美味しいものが出てきて楽しかったですね」 阪本「僕は利き手の右手があいてるからやらなければいけない場面が多かったですね。確かに、ご飯は全部おいしかったです」 中谷「ミッションで失敗したら食べられないとかだったら、今頃スタッフさんと関係が険悪だったね。ちゃんとご飯は食べさせてくれました」 ――終えたときの心境はいかがでしたか? 中谷「開放感もありましたが、『早く家に帰りたい』しかなかったです。自分の布団でも寝られてないし、自分の家の風呂も入れてないし...」 阪本「『終わった~』という開放感がすごかったですね。お風呂や寝る場所が制限された中でやっていたので『家に戻りたい』というのは、確かに思いましたね」 ――視聴者の方に伝えたいみどころはありますか? 中谷「ふとした瞬間に、2人同時にため息ついていたり、2人の "無"の時間があったりすると思います。そこはたぶん、リアルな瞬間だと思いますね」 ――幼馴染のお2人ですが、お互いの一番古い記憶はありますか? 阪本「記憶があるのは、小学校低学年とかですかね。1年生と4年生でクラスが一緒で」 中谷「断片的に場面を写真みたいに覚えています。小1のときは2人で遊んでいたのを覚えていますね。当時、透明のアクリルシートに穴が開いていて手順通りになぞっていったらドラえもんの顔が出来上がるおもちゃがあったんです。それを投げてトランプカードみたいにするという、2人の中のブームがありましたね」 阪本「コイツがある日、急に手書きの(ザ・)ドラえもんズの友情テレカを作ってきて」 中谷「ああ、あったな!」 阪本「ドラ・ザ・キッドという一番かっこいいカードをコイツが持っていて、僕は闘牛士のエルマタドーラを渡されてあんまり嬉しくなかったことを覚えています」 中谷「なんかうっすら覚えていますね(笑)」 ――お2人が特に仲良くなったきっかけはありますか? 中谷「家が近かったんですよ。僕の家がマンションの4階で、ベランダからコイツのマンションの広場が見えるので、土日にコイツが外で遊んでいたら見えるんです。母親が洗濯していたら「しょうちゃん、遊んでるよ~」って教えてくれて、僕が出て行って、『行っていい~?』って下にいるコイツに聞いて『いいよ~!』みたいな感じでした」 ――お2人が喧嘩したことはありましたか? 阪本「喧嘩は、ないんですよ。というのも、喧嘩はお互いの意見がぶつかって起こるんですが、コイツは意見がないから...」 中谷「そんなことないよ!」 阪本「一方的な説教みたいな形になってしまうというか。歯向かってくることがないので」 中谷「僕は、誰が相手であってももめたくないというか...」 ――コンビを組むに至った経緯はどのようなものでしたか? 阪本「僕は高校のときにお笑いに興味持ちました。クラスメイトにお笑い好きな人がいて、その人から『お前おもろいから一緒に芸人やろうよ』って言われていて。僕も芸人になることは良かったのですが、その人とずっとコンビでいるというのはあんまり見えなくて。中谷のことがうっすら頭に浮かんでいて、コイツに声をかけた感じです」 中谷「高校や大学のときにお笑いがめっちゃ好きなのは聞いていたんです。『大阪でエントリー代を出したら出られるインディーズライブがあるらしい』といって、ガラケーでサイトをみせられたのを覚えています。僕は漫画家さんになりたくて、ずっと漫画を投稿したりしていたんですけど、ミーハーな部分で『テレビに出られるかもしれない』と思ってついていきました」 ――そろそろ年末ですが、今年はどんな一年でしたか?特に印象的なお仕事はありましたか? 中谷「もう東京に出てきて1年と7ヶ月なのですが、『もうそんな経ったか』というくらい、早いですね。特に今年は、4月にぼくらの番組が2つ始まって、半年で1つ終わって...などスピード感が早いですね。印象に残っているのは、やっぱり4月から始まった2つの番組です。ルーティンにもなっていますし、思い入れはあります」 阪本「(今の中谷の意見に)結構取られた感じです(笑)あっという間の1年だった気がしますね。本当にいろいろやらせてもらっていて、印象に残っている仕事はFRUITS ZIPPERとの番組のイベントです。すごく緊張したのを覚えていますね。FRUITS ZIPPERのファンの方に受け入れられるのか?と思ったのですが、皆さん温かくて安心しました」 ――2025年以降やってみたいお仕事はありますか? 阪本「僕はこの番組から過酷さを引いた番組がやりたいです(笑)」 中谷「理想やな!」 阪本「ゆるく2人の色が出るような番組とかがあると嬉しいかなと思います。この番組も楽しくて面白いはずですが!」 中谷「この番組の"手錠で繋がれてる"のように『そんな番組やったんや』と世間の方に言ってもらえるような、注目してもらえるような仕事ができると嬉しいなと思いますね」 ――この番組の第2弾と言われたら? 阪本「正直、全然やります(笑)」 文=HOMINIS編集部
HOMINIS