S20型フルチューン・ハコスカR【1】R32GT-Rの登場にチューニングカーのR31を降りたオーナー
S20型フルチューン・ハコスカR【1】 R31スカイライン、サニーバン、FC3Sなどを乗り継ぎ、今から約20年前にKPGC10を手に入れた若きオーナーは、S20型エンジンの弱点ともいえるヘッドにクラックが入るトラブルを乗り越え、2.3Lフルチューンにたどり着いた。しかも、あえて少数派といえるインジェクション仕様に挑戦し、248ps/24.5kg-mを達成。こだわりのインジェクション仕様の全貌を紹介する。 【画像21枚】内装は、ダッシュやコンソール回りは純正を生かしつつ、MOMO製ステアリング、追加メーター、ペダル類などは現代風にアレンジ。タコメーターはDefiの1万1000rpmスケールに変更し、シフトタイミングライトも装着 なかなか手が出せない「高嶺の花」となったGT-Rだが、20年ほど前は今ほど高値ではなかった。ここで紹介するオーナーは、それまでR31スカイラインに乗り、タービン交換などを行って楽しんでいた。ところが、R32GT-Rの登場により状況は一変。 「R32GT-Rの速さにはかなわないと思い、チューニングカーには乗らないと決意して、程度極上のVB10サニーバンを入手しました。ノーマルで乗る予定でしたが、結局ソレックスやバケットシートを装着し……。 そこで、どうせ乗るなら日産の宝石といえる2000GT-Rをと思い、オートサービスワタナベに見に行ったところ、そこそこの程度のKPGC10があったので、購入しました。旧車の知識はあまりないですが、プロショップに見てもらっても程度のいいボディだったようです」と語ってくれた。
Nosweb 編集部
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