製造再開した青森の「あん玉」が店頭へ 「孫と食べたい」、復活を喜ぶ声も
日常的に購入できる場がなくなっていた青森のくじ付き菓子「あん玉」の販売が11月1日、事業継承による製造再開を受け青森生協の2店舗で始まった。(青森経済新聞) 【写真】11月1日から販売されている「あん玉」 青森で親しまれてきたものの、スーパーなどに卸すあん玉を製造していた和菓子メーカーが廃業したことで、日常的に購入できる場がなくなっていた。現在は、「丸高 高橋蒲鉾(かまぼこ)店(=高ははしごだか)」(戸山荒井)が事業を引き継ぎ、製造も始まっている。 2店舗は、青森県民生活協同組合アカシア館(青森市柳川、TEL 017-761-7722)と金沢店(浪館、TEL 017-739-8212)。同生協グロサリー仕入課の布袋裕弥さんは「同蒲鉾店とは以前から取引があった。継承の話を聞き、ぜひ食べてもらおうと販売を決めた。年末年始には需要が多くなる。お客さまも販売復活を喜んでくれるはず」と話す。「今回の2店舗は幅広い客層が来店する。家族で楽しんでもらえたら」とも。 アカシア館であん玉を手に取った70代女性は「家族全員あんこ菓子が好き。たまに食べたくなるので、復活してくれてうれしい。孫が学校から帰ったら一緒に食べるつもり」と笑顔でレジに向かった。 復活販売について、アカシア館の鳥谷部雄太店長は「年末に向けて、どんどん販売していきたい。買って、食べて、楽しみながら味わってほしい」と呼びかける。 価格は2,355円。 2店舗とも営業時間は9時~22時。
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