広瀬アリス“明日香”が2028年の桜の先に見たものに涙<366日最終回>
広瀬アリス主演の月9ドラマ「366日」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FODにて配信) の第11話が6月17日に放送され、最終回を迎えた。明日香(広瀬)と遥斗(眞栄田郷敦)の恋の行方。気にかかっていた第1話冒頭の続きが描かれた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】智也(坂東龍汰)と莉子(長濱ねる)は幸せな結婚式を迎える ■名曲をモチーフにしたラブストーリー 本作は、沖縄出身のバンド・HYの名曲「366日」の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。高校時代に実らなかった恋をかなえようと再び動き出した男女が、予期せぬ悲劇に直面しながらも、愛する人を思い続ける壮大な愛の物語が展開する。 音楽教室の事務受付をしている28歳の主人公・雪平明日香を広瀬、明日香が高校時代に思いを寄せていた水野遥斗を眞栄田郷敦が演じる。また、明日香と遥斗の同級生役で、小川智也を坂東龍汰、下田莉子を長濱ねる、吉幡和樹を綱啓永が務める。 ■明日香は遥斗の記憶が戻ったことを知る 記憶が戻ったのに、明日香の再度の告白を断った遥斗。主治医の友里(和久井映見)に明かした「記憶と一緒に彼女を好きだった気持ちとかも戻ってきてる気がして。でも、やっぱり記憶が戻っても昔できてたことがすぐにできるようになるわけでもないし。また気を遣わせたり、がっかりされるかもって思うと、やっぱり怖くて」が本音だ。そんな遥斗に友里は「戻る必要あるのかな。過去よりも、今じゃない?」と告げた。 遥斗から記憶のことを伝えられた明日香は、驚きとうれしさが入り混じる複雑な感情だった。 その後、智也と莉子の結婚披露宴で再び会った2人。翌日に遥斗は転勤のため大阪へ行くことに、明日香は演奏会が控えていることにエールを送り合った。 互いにあらためて人生をスタートしようとしていた。 ■第1話冒頭の描写を回収するハッピーエンド 明日香の演奏会当日、遥斗は大阪行きを延期して会場に駆け付けた。明日香が驚きつつ、駆け寄ると、遥斗はその手を取って外に連れ出した。 「どうしても会いたかった」の言葉に、「思い出にしよう、気持ちにふたしようって決めてたのに。そんなこと言われたらできなくなるじゃん」と涙がこぼれる明日香。 遥斗はそんな明日香を抱きしめ、「やっぱり明日香と一緒にいたい。記憶が戻っても、まだできないことたくさんあるし、これからいろいろなことと闘っていかなくちゃらないけど…。心配もたくさんかけるかもしれないけど、俺…やっぱり明日香と一緒にいたい」と打ち明けた。 その言葉を聞いた明日香は「それでもいい。一緒に泣いて、一緒に笑いたい」と答えた。 物語のモチーフとなった名曲「366日」の歌詞にある、「それでもいいと思える恋だった」につながった瞬間だ。そして、この日は奇しくも1年前に2人が付き合うと決めた日というドラマチックな盛り上がり。高校時代の両片思いから始まり、紆余曲折あっても抑えられなかった思いが結実する様子に、心が温かくなる。 そしてラストは、第1話冒頭にあった桜を見上げる2028年の明日香のショット。その先に見えたのは、子どもを抱いて歩み寄る遥斗の姿だった。 多くの視聴者が不安を抱いていた中のハッピーエンド。SNSには「ハッピーエンドでよかった」「最終回が一番泣いた」「『明日香好きだよ』にズキュンときた」「最後までどんでん返しあるかと思ったけどホッとした」といった声が寄せられた。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部