遠方の友人から結婚式に招待されました。交通費や宿泊費は「自腹」で出すべきでしょうか?
結婚式に呼ばれるのはうれしいことですが、式場が遠い場合は、交通費や宿泊費のことを考える必要があります。その際に、かかる費用は誰が負担するのかと、迷う方もいらっしゃるでしょう。 そこで今回は、遠方に住む友人の結婚式に出席する場合に、交通費や宿泊費は誰が負担したらよいのかについてと、一般的なマナーについても説明します。結婚式に出席する際は、ぜひ参考にしてください。 ▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
遠方の結婚式に参加する場合の交通費・宿泊費は誰が出す?
結婚式に遠くから出席してくれた人に対しては、新郎新婦側が交通費や宿泊費を「お車代」「お礼」として渡すことが一般的です。 これには、遠方から時間をかけて来てくれる出席者に対して、金銭的な負担を軽減する意味合いがあります。しかし、厳密に金額が決まっているわけではなく、相手との関係性や状況に応じて、渡す費用には差が出ます。 また、必ずしも新郎新婦が全て負担するという決まりはありませんので、なかには費用の一部のみを渡す方もいるようです。
費用負担の判断基準は?
実際に、交通費や宿泊費を渡す基準を、どのように決めているのかを見てみましょう。 株式会社リクルートの「ゼクシィ」では、結婚式における交通費(お車代)と宿泊費に関する調査を実施しています。まずは、交通費を渡す基準についての結果を、以下にまとめました。 ●1位:交通費の金額で(31.6%) ●2位:会場までの交通手段で(24.1%) ●3位:ゲストとの関係性で(15.2%) ●4位:会場までの所要時間で(11.4%) 上記から、交通費の金額で決めている人が多いことが分かりました。同調査による宿泊費の基準についても見てみましょう。 ●1位:会場までの所要時間で(30.4%) ●2位:挙式の開始または終了時間との兼ね合いで(17.7%) ●3位:ゲストとの関係性で(3.8%) 新郎新婦側が費用を負担する判断基準としては、会場までの所要時間が最も多く見られました。挙式の開始時間に間に合わないとか、終了時間が遅くてその日のうちに帰れないなど、日帰りできるかどうかも重要なポイントです。 出席者の都合や、日帰りが可能な距離で宿泊を希望する場合は、出席者が宿泊費を負担することも覚えておくとよいでしょう。