キャサリン皇太子妃が公務復帰に纏った白いドレスの秘密とは?
原点への回帰
トゥルーピング・ザ・カラー(カラーのパレード)」という名前のイベントにおいて白を着ることは象徴的である。色を中心とした式典において、あえて控えめさを主張するかのようだ。あるいは、英国王室の伝統に再び親しみ、ゆっくりと日常へと戻るとも言える。ジャミル・ダクリアはこう断言する。:「これは非常に英国的な装いです。キャサリン皇太子妃は、伝統的なスタイルを取り入れ、ある種の厳粛さを醸し出しています。」さらに、この装いは2年前の同じイベントで彼女が着ていたものと似ており、その際は1991年の軍事パレードでダイアナ妃が身に着けていた衣装とも比較された。このことも、彼女が王室の伝統を尊重し、そのコードを継承していることを示している。 ただコピーするのではなく、英国王室とその歴史に敬意を表しているのだ。「キャサリン皇太子妃がダイアナ妃を真似ているとは言いません。皇太子妃は英国風のシックなスタイルを見事に取り入れています」と専門家は言う。そして結論として、「英国民はそれを評価しています。外国人にとっては、ダイアナ妃と皇太子妃の典型的な英国風の斜めにかぶる帽子を思い起こさせるかもしれません。しかし、私の見解では、これは安心感を与えるために採用された英国風のエレガンスです。彼女の衣装は親しみやすく、共通の象徴なのです」と述べている。キャサリン皇太子妃の装いは、長い間留守にしていた皇太子妃が帰宅したような、温かく居心地の良い感覚を提供してくれた。
text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr)