熊本県内、強い寒気 8地点で今季最低気温、積雪も 12日も寒気再流入か
強い寒気が流れ込んだ熊本県内は10日、18観測地点のうち、天草市牛深を除く17地点で最低気温が氷点下となり、8地点は今季最低を記録した。一部の交通機関などに影響が出た。熊本地方気象台は12日に再び強い寒気が流れ込むとして警戒を呼びかけている。 10日の最低気温は南小国町氷点下8・1度、阿蘇市氷点下7・6度の順。阿蘇市と高森町は最高気温が0度未満の「真冬日」となった。今季最低気温は熊本市や玉名市、益城町など。 阿蘇市一の宮町宮地では阿蘇神社の参道や楼門に雪が積もり、近くの一の宮小の児童らが元気に登校していた。 県教育委員会によると、山都町や五木村などの計12校が休校した。九州産交バスは福岡や長崎発着の高速バスに運休が出た。 気象台によると、県内では12日午後6時までの24時間に予想される積雪は、多い所で山沿いが5センチ、平地が1センチ。「路面凍結や雪による視界不良、水道管の凍結に警戒が必要」としている。(宮崎あずさ、堀江利雅、丁将広)