「極刑を下してください」ルフィ事件の実行役、法廷で流した後悔の涙 逮捕後に芽生えた“反省”の理由
●「無期懲役ではなく死刑が相応しいと強く望みます」
涙を流しながらこのように語った被告人は逮捕後、今に至るまで、全容解明のために捜査に協力し、また共犯らの公判にも証人出廷し、事件について語り続けている。 こうした姿勢は検察官も論告で「真相解明に寄与している」と認めていた。現在「ルフィ」ら指示役のうち「キム」以外は黙秘しているといい、永田被告人は彼らの公判でも証人として証言するつもりであると明言している。 論告で無期懲役が求刑されたのち、最終陳述では泣きながら、自ら、死刑を求めた。 「私のやった役割は重大で、私のせいで凶悪な強盗になり、私のせいでエスカレートさせていった。私が加わることで悪い方向になっていたと思います。無期懲役が求刑されましたが、犯行はとても悪質で残虐で結果も……とても重大なもの……責任を果たすには無期懲役ではなく死刑が相応しいと強く望みます」 判決は11月7日に言い渡される。