日本プロ最年少優勝・平田憲聖の素顔。 ツアープロは試合当日、どんなルーティンで過ごしてる?【平田憲聖×時松隆光 男子プロ対談③】
「練習グリーンでは、入り際のイメージを確認しておきたい」(平田)
時松 朝の練習はどんな感じ。 平田 最初にパッティンググリーンで長い距離を転がして。 時松 速さ確認のために。 平田 はい。それで僕はその後にパッティングレールをやります。この最初のパッティングの練習は転がしとかアップ程度ですね。次にアプローチをやって、ショットをやって、帰ってきて最後にパッティンググリーンで微妙な距離を打ったり、その日の試合に近い感じの距離やタッチの練習をします。 時松 朝の練習でカップに入った、入らないにこだわりすぎるのもよくないって言う人もいるけど、そのへんはどう。 平田 入ったか入らなかったということには僕もそんなにこだわらないです。でも練習グリーンでは、その日のスピードも含めて、イメージを覚えておきたいというか、入り際のイメージを確認しておきたいというのはあります。そして、スタート直前のパッティング練習の最後に短い1mを入れてスタートしていきます。
「もっとアイアンとかの精度を上げたい」(平田)
時松 ショットの練習は50Y、100Y、150Yって感じ? 平田 そんな感じです。クラブはSWからドライバーまで打って、そしてもう一度、アイアン、ウェッジに戻って、その日の1番ホールで打つティーショットがドライバーだったら、最後にドライバーを打つ感じです。 時松 まあ持っている課題によってそこは変わってくるんだろうけどね。今、課題は何? 平田 もっとアイアンとかの精度を上げたいと思っていますね。 時松 僕の場合は、ここのところずっと不安続きだから課題が多すぎて、朝の練習でなかなかその不安を払拭できないまま出て行くから、かえってそれがよくないのかもしれない。だったらショットの練習とか、朝はやらなくて、夕方みっちりやったほうがいいかもしれない。クラブだけじゃなくて、練習のパターンとかもそうやって変える必要もあるかもね。 ※週刊ゴルフダイジェスト2023年12月5日号「時松プロ ご指名プロと技トーク わかったなんて言えません」より
週刊ゴルフダイジェスト
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