〈1965年の今日 : 8月19日〉終戦後、日本の現職首相が沖縄を訪問するまで20年もの年月を要した。最初に那覇空港に降り立ったのは佐藤栄作氏だった
佐藤首相が沖縄訪問、返還に意欲
1965(昭和40)年 沖縄返還を重点政策に掲げていた佐藤栄作首相(1901~75)が、21日までの3日間、現職の首相としては戦後初めて沖縄を訪問。那覇空港到着時の演説で「沖縄の返還なくして日本の戦後は終わらない」と述べ、意気込みを示した。 佐藤首相は67年に訪米、ジョンソン米大統領と2~3年以内に返還時期を決めると合意。69年11月のニクソン米大統領との共同声明で72年の返還を取り付けた。72年5月15日、沖縄返還協定の発効で27年ぶりに沖縄は日本に復帰した。