半世紀前に思いはせ タイムカプセルの品公開 北上・旧煤孫小100周年で埋設
北上市和賀町の旧煤孫小学校100周年記念で埋設されたタイムカプセルが48年ぶりに開封され、今月中の日曜日に煤孫1区自治公民館で公開されている。約半世紀前の学校生活に関する思い出の品々が並び、来場者も懐かしそうに見入っている。 タイムカプセルは1976年11月、100周年記念碑の下に埋設。当時は、50年後に開封する計画だったという。 同校は2008年3月、岩崎地区3校の統合で閉校。24年度に入り校舎の解体工事が始まり100周年記念碑の移設が必要となり、地元の煤孫振興会は7月にカプセルを開封した。 1カ月ほど乾燥させ、同公民館の一室に当時の学校生活の写真や児童が手掛けた習字、版画、作文などを展示。吹雪の中を登校する児童を描いた絵、児童会選挙、壁新聞などを掲示したほか、当時の教科書や新聞、週刊誌、PTA会報、カレンダー、市町村合併前の和賀町要職者の給与表なども公開している。 公開は13、20、27日の午前9時~正午。