ウオッチナビ編集部が選ぶスーパールミノバ搭載モデル3選
昼夜問わず明るく発光して時刻が読みやすいスーパールミノバ。発光持続時間や明るさが種類やグレードによって変化する。そんなスーパールミノバを文字盤に搭載したモデルをウォッチナビ編集部が3本紹介する。
チタンケースに全面夜光のグレー文字盤を組み合わせた限定モデル
「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ナイトドライバー」は、ドライバーが瞬時に読み取れるように、“スクエア内にサークル”という独自のツーピース構造のダイアルを採用している。夜間は時針と分針、クロノグラフ秒針、そしてアワードットに施されたスーパールミノバがライトブルーに浮かび上がる。分と秒を示すハッシュマークも明るく光り、正確に時刻を読み取ることができる。この全面夜光ダイアルは、完全に蓄光した状態なら約3時間にわたり、視認性をキープできる。
モナコでは初採用となる軽量なグレード5チタンケースは、ブラックのDLCコーティングが施されており、長時間でも快適に着用することができる。ムーブメントは自社製造のキャリバー ホイヤー02。コラムホイールを備えており、約80時間のパワーリザーブを有する。シースルーバックからは、特別なブラックの回転ローターやブルーのコラムホイールが鑑賞できるほか、1960年代から70年代のホイヤー社のレーシング クロノグラフを彷彿とさせるカーフストラップも採用。こちらは大小のパンチング加工されており、明るいホワイトのステッチが入っている。
タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ナイトドライバー」
Ref.CBL2181.FC6515 119万3500円 スペック:自動巻き(Cal.ホイヤー02)、毎時2万8800振動、80時間パワーリザーブ。チタンケース(ブラックDLC加工、シースルーバック)、レザーストラップ、サファイアクリスタル風防。縦横39mm。10気圧防水。世界限定600本。 ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
独自の工程により新たな文字盤は高耐久性と優れた耐磁性能を両立
米国海軍第41戦闘攻撃飛行隊(VFA-41、別名「ブラック・エイセス」)の隊員のために開発された新作パイロット・ウォッチは、スーパールミノバを文字盤全面に採用したホワイト文字盤が最大の特徴。普段から光を蓄えた文字盤は暗所でグリーンへの発光体へと変化し、暗所でも飛行士に適切な視認性をもたらすのである。この文字盤は、グレードの高いスーパールミノバを結合剤と混ぜて円形の鋳型に流し込み、特別に開発された工程により硬化させることでセラミックのような耐久性を得ているという。このソリッドディスクを軟鉄製の文字盤ブランク材に固定し、最後にブラックのインデックスと数字、そしてトランプのスペードのエースに似た「ブラック・エイセス」の記章をプリント。特有の耐磁性能はそのまま、これまでにないデザインに仕上げた。IWCのリリースによれば、この文字盤は暗室試験で23時間以上にもわたって鮮やかな緑色の光を放っていたという。