「旗手は間違いなくチーム最高のMFだが……」 セルティックの絶対的存在になるために求められる“一貫性”
時折一貫性を欠くと厳しい声も
スコットランド王者セルティックの中盤でMF旗手怜央は絶対的な戦力と見られてきたが、今季は開幕から厳しい声も目立つ。 今夏にMFマット・オライリーを手放したものの、代わりに加入したアルネ・エンゲルスに加え、ルーク・マッコーワン、パウロ・ベルナルドらが印象的な活躍を披露。旗手でもポジションは確約されていないとの論調もある。 そうした声を黙らせることは出来るのか。旗手は19日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第8節のアバディーン戦に先発し、1ゴールを記録。チームは2-2で引き分けたが、同じく開幕から無敗を続けるアバディーン相手に悪くない結果だ。 英『67HailHail』は、このゲームのMOMとして旗手を絶賛する。 「アバディーン戦では、彼に疑いの目を向けていた人たちが黙ったことだろう。旗手はピッチを退くまで、あらゆるエリアで糸を引いてゲームに影響を与えていた。おそらく今季の彼にとっては最高のゲームだったはずだ。彼のパフォーマンスはファンをうっとりさせた」 課題は、これを継続できるかどうかだ。同メディアはSNSでのサポーターの反応もまとめているが、その中には「旗手は間違いなくチーム最高のMFだが、時折一貫性を欠く」と欠点を指摘する声もある。 旗手は日本代表にも選ばれる実力者ではあるが、現在は森保ジャパンでもスタメンに入れずにいる。状況を変えるためにも、セルティックで満点のパフォーマンスを継続するしかない。今夜はアタランタとのチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第3節があり、旗手には中盤をコントロールするパフォーマンスが求められる。
構成/ザ・ワールド編集部
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