埼玉県が「りんご病」流行警報
風邪のような症状とともに、ほほに赤い発疹が出る伝染性紅斑いわゆる「りんご病」の患者が基準値を超えたことから、県は4日、流行警報を発令しました。 発令は2015年以来、9年7か月ぶりです。 県感染症対策課によりますと、11月25日から12月1日までの1週間に、県内で指定した164の医療機関から報告された「りんご病」の患者数は1医療機関あたり3.49人でした。 国は流行警報の基準を1医療機関あたり2人と定めていて、基準を超えたため県は4日、警報を発令しました。 警報の発令は2015年5月以来9年7か月ぶりで、1医療機関当たりの患者数は、県が統計を開始した1999年以降、最多です。 感染者のほとんどが14歳以下の子どもでした。 「りんご病」の感染経路は、患者の咳やくしゃみなどによる飛沫感染と、ウイルスがついた手で口や鼻などの粘膜に触れることによる接触感染です。 県は手洗いやうがい、マスクの着用といった感染予防に努めるとともに、体調が悪くなった場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
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