【プレビュー】初勝利を目指す札幌と浦和が激突!攻撃で真価を示すのはどちらか | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは3月9日から10日にかけて第3節が開催。札幌ドームでは、北海道コンサドーレ札幌と浦和レッズの一戦が行われる。 ●【速報】香川真司が今季初ゴール!ジョルディ クルークスのクロスを冷静に頭でネットを揺らす!
互いに今季初勝利をかけた一戦だ。 札幌は、開幕戦ではアビスパ福岡にスコアレスドローに終わり、その中で迎えた前節はサガン鳥栖に対し、先制点を許した後に2枚目のイエローカードを受けたDF中村桐耶の退場で数的不利を強いられ、最終的には4失点で今季初黒星と苦しいスタートとなっている。 特に最大の魅力でもある攻撃面で、開幕から無得点が続いていることはいち早く克服したいポイントだろう。その上で期待したいのは、昨季、12得点でチーム得点王に輝いたFW浅野雄也だ。前節は、右ウイングバックで先発し、PK失敗と絶好の得点機会を逃してしまった。昨季とは異なるポジションでの起用となっているが、今節はその悔しさを晴らす活躍を期待したいところだ。 またミハイロ・ペロトヴィッチ監督にとっても負けたくない古巣戦だ。開幕から2試合勝ち星がない中で、どのようにチームを立て直しを図ってくるか。2試合サブスタートが続いているFW鈴木武蔵の抜擢や出場停止となる中村の代役に誰を指名するのか。指揮官の采配も注目ポイントになるだろう。 対する浦和レッズは、サンフレッチェ広島に2失点の完敗に終わった開幕戦を経て、前節は前半の終盤に先制を許した後はチャンスを作り切れない展開が続いたものの、こぼれ球に素早い反応を見せたDF大畑歩夢が獲得したPKをDFアレクサンダー・ショルツが沈め、勝ち点1を拾えたことをポジティブに捉えたい。 今季から指揮をとるペア・マティアス・ヘグモ新監督のもとでここまでは、攻撃的なスタイルに舵を切ったうみの苦しみを味わっているが、この1週間を経て、どのくらい完成度が高まっているか。開幕から3試合目となる今節、”新生・レッズ”の真価を発揮したいところだ。 その上で指揮官が重要なポジションとして挙げているのがインサイドハーフだ。開幕後の2試合は、MF伊藤敦樹と小泉佳穂がその位置を務めているが、サイドバックやアンカーのMFサミュエル・グスタフソンとゲームを組み立てる部分で関わりつつ、いかにゴール前へダイナミックな動きで入っていけるか。この二人の活躍が初勝利へのポイントになるかもしれない。 お互いに初勝利が欲しいという気概は同じだ。その上で最終的に勝者となるのは、札幌か浦和か。注目の一戦は、J1唯一の日曜日開催で、13時05分に札幌の地でキックオフを迎える。