野村周平×塩野瑛久が初タッグでW主演に 『REAL 恋愛殺人捜査班』7月5日よりFODで配信
野村周平と塩野瑛久がW主演を務めるFODオリジナルドラマ『REAL 恋愛殺人捜査班』が、7月5日20時より配信されることが決定した。 【写真】『REAL 恋愛殺人捜査班』場面写真(複数あり) 本作は、実際に起きた有名な殺人事件をモチーフにした作品で、3つの事件を全6話に渡って送るオリジナルドラマ。警視庁に設けられた「恋愛感情のもつれによる犯罪特別対策班」という、男女の恋愛のもつれがきっかけに起きた殺人事件を扱う特殊な捜査部門を舞台に、ドロ沼愛憎劇が繰り広げられる。 警視庁に設けられた「恋愛感情のもつれによる犯罪特別対策班」に配属されたのは、大儀見壮真(野村周平)と夢川幹也(塩野瑛久)。夢川は「大儀見ちゃんとは、気が合いそうにないな」と冷めたまなざし。大儀見は「俺の方が年も警察学校の期別も上なのに、大儀見ちゃんって何だよ」とけげんそうに語る。お互いに「なんでこんなヤツと組まなきゃならないのか……」と納得がいかない。2人に科されたのは、恋愛感情のもつれによる犯罪を専門に捜査することだ。辞令の文面には、発令者として“御仏玲子”(みほとけ・れいこ)の名前が記されていた。「浮ついた恋愛はしない」と断言する大儀見と、「恋愛経験豊富」と自信たっぷりの夢川……恋愛に対するスタンスが全く対照的な2人が時にぶつかり、悩み、そして痛快に犯人に迫っていく。 野村が演じるのは、「恋愛感情のもつれによる犯罪特別対策班」に配属された大儀見壮真。真面目で不器用、恋愛とは無縁の雰囲気を持っているが、上司に密かに恋心を抱き時に ストーカーになってしまうという役どころだ。一方の塩野は、自称・恋愛マスターで多くの女性との交際経験があり、悪気なく女性に手を出す容姿端麗な刑事・夢川幹也を演じる。 また、W主演として一途すぎる大儀見を演じる野村と愛を信じられない夢川を演じる塩野は、本作で初共演を果たす。 なお、ストーリーを盛り上げるゲスト俳優の情報は後日発表される予定だ。 野村と塩野、そして総合演出を務める長江俊和からはコメントも到着している。 野村周平(大儀見壮真役)コメント 本作の主演のオファーを受けて 作品の切り口がちょっと面白そうだな、と思いました。恋愛にまつわる事件に特化した捜査班というのは、もちろんフィクションなのですが、こういう捜査班がいても面白いのでは、と思いました。タイトルからは、扱う事件そのものもライトなものなのかなとイメージしていたのですが、実際はしっかり“ドロ沼”でした。こんな動機で人を殺してしまうのか?という驚きもありましたし、恋愛にまつわるさまざまな感情の中には、まっとうな考えもあるんだな、という発見もありました。 大儀見の役どころ 刑事なのでまずは淡々と捜査をする、そこが大事だと思いました。ただ大儀見は真面目なキャラクターなのですが、けっこう気持ち悪い過去があるので、そのふとした瞬間に出る気持ち悪い感じを意識しながら撮影にのぞみました。見た目からもちょっとそういう雰囲気を出したいと思い、メガネも提案させてもらいました。くいっと指で持ち上げるしぐさなど、小道具としてうまく活用できたかな、と。夢川とのギャップも出せたのではと思います。 塩野瑛久との共演について すごく真面目なんです。セリフの入れ方もすごくしっかりしていました。実は僕も気にしいなのですが、塩野くんも気にしいで。セリフが多すぎて夜眠れないって言っていましたよ。僕はどうにでもなれって思っていたことも多かったのですが(笑)。撮影の合間に“セリフ多いなー、どうする?”なんて、よくふたりで話していました。塩野くんのアドリブがなかなかうまくいかないことがあって、現場でもいじっていました。そんなときはかわいいなーと思っていました(笑)。 視聴者へのメッセージ 恋愛のもつれによって引き起こされた殺人事件なので、いろいろな感情の愛がうずまいています。その中でいくつもの謎にぶつかるので、ひとつひとつ考察し解いていくのを、我々刑事と一緒に楽しんでいただきたいですね。僕たちも演じていて面白かったので、一緒に考えてもらえる作品になっていると思います。 塩野瑛久(夢川幹也役)コメント 本作の主演のオファーを受けて 刑事ものの作品は新しい挑戦だったのと、バディのひとりを演じられるということで、やってみたい! 飛び込んでみたい! と思いました。また『REAL』というタイトル通り、皆さんにリアリティーを少しでも感じていただき、このふたりを見ていたいなと思っていただけるように演じたいと思いました。実際にあった事件が元になっているので、内容はあまり崩せないですしよりシリアスになっていくと思いましたので、ビジュアルやキャラクター性などはなるべく崩したものにしたいと考えていました。 夢川の役どころ 表面的にはどこか軽薄そうで芯がなさそうという風に見えますし、実は愛を信じていない役どころです。会話の端々にも“愛を信じていない”という言葉がちりばめられているのですが、実は僕も共感するところが多かったです。本当の愛についてどこか信じていない、そんなことを期待しても自分が傷つくだけ、がっかりするのは無駄だ、というスタンスが僕にとっても妙に納得できる部分でした。そんな夢川の背景も感じていただければと思います。 野村周平と共演について いろいろな角度から周平くんを見ていて、うらやましい部分をたくさん持っている魅力的な人です。彼にしか出せない色、ものがあって、撮影現場は周平くんが大いに盛り上げてくれました。大儀見という役どころは僕がイメージしていたものとは全然違うものに仕上げてこられていて、現場で“あーそう来たんだ!”と、合わせていったり、じゃあ僕はこうしてみよう、と密かにやってみたり。それがすごく楽しかったです。 視聴者へのメッセージ 全6話で3つの事件解決に挑みますが、このようなことが本当にあったんだ、という目線でごらんいただければと思います。そして、大儀見と夢川の持っているパーソナルな部分が散りばめられていますので、ふたりの性格の違いややり取りを見届けていただきたいです。長江監督が“とにかくふたりをかっこよく撮りたい”と言ってくださっていたので、きっとかっこ良く映っているはずです(笑)。そのかっこ良さにもぜひ注目いただけるとうれしいです。 長江俊和(総合演出)コメント このドラマは1年前から企画が始動しており、こうしてようやく皆様に観ていただける日が来ました。ドラマの主役である二人の刑事は、野村周平さんと塩野瑛久さんというダブルイケメンが、時にはカッコよく、時にはシリアスに、時にはコミカルに演じています。本作は全話、現実に起きた恋愛がらみの殺人事件にヒントを得てストーリーを構想しました。恋愛がもとで起きた事件は、洋の東西を問わず、毎日のように起きていると言っても過言ではありません。愛は素晴らしく尊いものでありますが、時として人を残酷な殺人者に変えることもあります。ぜひ『REAL 恋愛殺人捜査班』をご覧いただき、二人の刑事とともに、REAL な恋愛の恐ろしさや深さを堪能していただければと思っています。 荒木勲(プロデューサー)コメント 実話を題材としたドラマを制作しようという試みは長江監督と『東京オリンピックと世紀の大犯罪』(2014年)から始まり2022年には『アイゾウ』を連続ドラマで放送しました。今回の『REAL』は実際の事件から着想を得たフィクションですので重厚感だけでなく、エンターテインメントとしてみなさまに興味をもっていただければと思います。“複雑に絡み合う男女の事件”に挑む“恋愛に不器用な”刑事2人を、主演の野村周平さん・塩野瑛久さんが見事に演じてくださいました。超難解なミステリーだけでなく刑事2人が醸し出す“闇”にもご期待ください。
リアルサウンド編集部