広島・新井監督が対外試合10イニング無失点の黒原は「ずっといいね」も開幕ローテ当確は持ち越し「もう少し争って」
「オープン戦、楽天2-3広島」(3日、倉敷マスカットスタジアム) 広島が九回に3点を奪って逆転勝ちした。八回まで無得点だったが、九回は先頭・宇草の安打を契機に林、高木の適時打で逆転。若手たちの粘りに球場が盛り上がった。 【写真】躍動感あるフォームで投げ込む黒原 先発・ハッチはオープン戦2度目の登板で2回を無安打無失点と上々の内容を示した。2番手で三回から登板した黒原も4回2安打3奪三振で無失点。これで今春の対外試合は3試合で計10イニング連続無失点と開幕ローテ入りへ、また一つ前進した。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。 -ハッチの投球。 「ナイスピッチングだったと思いますよ。ボールが強かったですね。真っすぐで押し込んでいたので」 -走者を出してからも危なげなかった。 「前回よりもね、クイックとかも改善されているし、本人もその辺りは意識してやってくれているので、良かったと思います」 -黒原の好投が続く。 「ずっといいね。黒原も球威で押し込んでいたし、カーブでカウントを整えられていた。カーブでストライクを取れているので、本人も気持ち的に楽になると思う。(投球の)幅が広がっていると思いますよ」 -開幕ローテ争いは引き続き。 「そうだね。もう少し、みんなで争ってもらいたいなと」 -九回は宇草、林、高木と若手がそろってアピール。 「ナイスバッティングだよね。最後2点ビハインド?宇草からはじまって、(林)晃汰、高木。若い選手が頑張ってアピールしてくれているので見ていてうれしい。自分としてはオープン戦の勝ち負けは関係ないんだけど、日曜日でたくさんのファンの人たちがスタンドを埋めてくれて。応援しに来てくれた方は勝ち試合が見たいと思うのでね。若い選手が頑張って最後に(試合を)ひっくり返したというのは、ファンの方も喜んでくれているんじゃないでしょうかね」