移籍噂の日本代表MFは「いまだ計り知れない価値」 出場10分も…監督感銘「我々に必要」
遠藤はサウサンプトン戦の終盤に出場し、スロット監督もプレーを賞賛
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航はアルネ・スロット監督の下で出場時間が限られているものの、1点差の状況など接戦の場面での出場も多いこともあり、現地メディアは「その貢献は今も計り知れない」と重要性を主張していた。 【写真】奥さんも登場! 遠藤航、子ども4人&愛妻とハロウィンパーティーをする様子 ユルゲン・クロップ前監督の下では最後までスタメンを守り続けた遠藤だが、スロット新体制となった今季はオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの台頭もあってベンチスタートが定位置に。ここまでプレミアリーグ6試合とチャンピオンズリーグ1試合は全て途中出場。スタメン出場の機会はリーグカップの2試合にとどまっている。 しかし、その限られた出番のなかで遠藤は着実にアピールを続けている。11月24日に行われた直近のプレミアリーグ第12節サウサンプトン戦(3-2)も遠藤は後半45分からの投入で、プレー時間はアディショナルタイム8分も含めて10分にも満たないものだったが、「FotMob」によれば遠藤はその中で5回のボールタッチでパス成功は2回、インターセプト1回、リカバリー1回、ドリブル成功1回のスタッツを記録した。 スロット監督も「ワタルはわずか10分の出場だったが、彼にとっては、重要な10分だった。彼が勝ち取ったボールの数や努力。最後にはそれらがチームをより強くするもの。我々に必要なものだ」と短い時間の中で遠藤のパフォーマンスを高く評価していた。 指揮官のコメントを伝えた現地メディア「This is Anfield」は「彼のリーグ戦6試合の出場のうち、3回は1点リードの場面で、1試合はアーセナルと2-2で引き分けた試合」と遠藤が接戦の場面で起用されていることに言及したうえで、たとえ去就問題が過熱していたとしても、スロット監督にとって重要な存在であり続けることを強調していた。 「スロット監督の下で彼は望むような役割を与えられないかもしれないが、8ポイント差をつけてリーグ首位に立つチームで彼の貢献にはいまだに計り知れない価値がある。これが遠藤にとってアンフィールドでの最後のシーズンになるかもしれないが、トロフィーを獲得できればそれは非常に重要で価値あるシーズンということになるだろう」 開幕当初に比べれば明らかに出番が増えており、指揮官からの遠藤への信頼はうかがえる。シーズン中盤以降にレギュラーポジションを掴み取った昨季のように、今季もここからさらに出番を増やしていけるのか注目だ。
FOOTBALL ZONE編集部