最終週の京都で13鞍に騎乗!快速馬モズメイメイと京阪杯に挑む!<永島まなみの騎乗馬展望>
――今週は土曜6鞍、日曜7鞍の計13鞍、京都で騎乗予定です。今週も実戦、そして追い切りで騎乗された馬を中心にお聞きします。やはり今週は日曜の京都12R・京阪杯に出走予定のモズメイメイの注目度が高そうですね。 モズメイメイのレース映像は以前から見ていました。(武)豊さんの好スタートの逃げ切り(葵S)も観ていましたし、本当にスピードがある馬だと思っていました。依頼を頂いた以上、結果で応えたいです。 ――調教の感触はこれまで見て、聞いてイメージしていたモズメイメイ像とは違いましたか? 普段おとなしく凄くいい子なのですが、走り出すとハミを噛んでガーンと行ってくれる子でした。調教で初めて乗せていただましたが、凄くいいスピードを持っています。 最近ずっと逃げているものの、新馬では4番手に控えて勝てている馬なので、無理に激しい先行争いをするよりは控える競馬もいいかもしれないと厩舎の方とも話になりました。うまく折り合って運べれば理想的だと思います。 ――京都芝は最終週でだいぶ馬場が荒れていますが、ポイントになりそうでしょうか。 馬場が悪くなってしまって差しが入りやすい馬場になると思いますが、いいスピードを持っている馬なので、スピードを最大限に生かせる競馬ができればと思っています。 ――土曜の京都1R・2歳未勝利のグラティアスミノルは2戦目の前走、だいぶ着差を詰めてきましたね。 実戦のほうがいいタイプの馬ですが、どうしてもテンについていけないところがあります。しまい本当にいい脚で伸びてくれるので、もう少し上手くポジションを取れれば噛み合ってきそうです。 ――京都2R・2歳未勝利は自厩舎のペイシャラブリーにダートの新馬以来3戦ぶりの騎乗です。芝のほうが現状良さそうでしょうか。 まだ少し非力なところがある馬ですし、芝のほうが良さそうです。テンションの上がりやすい女の子なので、落ち着いたままゲートに入れるようにしたいです。 ――京都6R・2歳新馬のバニッツアは今週の追い切りに騎乗されていますね。 追い切りに乗せていただきましたが、370kgほどの小柄な女の子で、走り出したら一生懸命に走ってくれる子です。前向きさがあるので新馬向きの気性だと思いますし、短いところのほうが良さそうです。 ――京都12R・3歳上2勝クラスのプリモカリーナは先々週、まなみ騎手が手綱を取って先行策から快勝しています。 勝たせていただいた馬で、1勝クラスでも2着続きで力のある馬だと思っていましたし、早めに抜け出して押し切ってくれました。昇級戦ですが、後ろからでも前からでも臨機応変に競馬してくれる子なので、ゲートを出た感じでうまく運べればいいなと思っています。 ――京都6R・3歳上1勝クラスのトゥルブレンツは先月の新潟(6着)に続き2度目の騎乗となります。 前回乗せていただいたのですが、直線私がうまく進路を見つけられずもったいない、馬に申し訳ないレースになりました。うまく進路を決めていれば脚を使っている内容でしたし、ロスなく回って、馬場が悪い分馬群がバラけると思うので、スムーズに運べれば力を出してくれると思います。 ――京都7R・3歳上2勝クラスのタマモベローナは春の新潟以来の騎乗となります。ここもスムーズに先行できればというところでしょうか。 新潟で乗せていただいた時は、前には行けましたが3番手から下がってしまいました。うまく揉まれず、この馬のリズムで行ければ理想的です。 ――京都8R・3歳上2勝クラスのパープルグローリーは6月の園田でまなみ騎手が手綱を取り勝ち上がっています。それ以来の騎乗ですね。 レースは園田で勝たせていただいた以来になりますが、調教では私の相棒で毎日乗っている馬なんです。前はハミに乗っかるような走り方でしたが、だいぶバランス良く体を起こして走ってくれるようになりました。いいスピードはあるので、うまく先行したいです。今回からブリンカーを着けますが、こちらもプラスに働いてくれればと思います。 ――京都9R・白菊賞のスウィープフィートは前走まなみ騎手とのコンビで見事未勝利を突破し、今回が昇級戦となりますね。 昇級戦になりますが、京都の1600mで同じ舞台なのはいいと思います。テンションが上がりやすいタイプなので、ゲートに入れるまでがポイントになると思います。追い切りの動きはすごくいいと厩舎の方に伺っていますし、力はある子なので楽しみです。
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