残念…。2024年、日本代表で輝けなかった選手(4)試合には出たが…。パフォーマンスの波が激しすぎた男
日本代表は、11月に行われた中国代表との試合を最後に2024年の全活動を終えた。この1年を振り返ると、森保ジャパンには多くの選手が招集されたが、必ずしも全員がアピールできたわけではない。むしろ実力を発揮できなかった選手もいる。今回は、今年の日本代表で活躍することができなかった実力者をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
DF:板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ/ドイツ) 生年月日:1997年1月27日 2024年代表成績:13試合1得点0アシスト 2024年の日本代表は冨安健洋を筆頭に伊藤洋輝、谷口彰悟とディフェンダー陣に怪我人が相次いだ。その中で安定して試合に出場し続けたのが板倉滉である。彼がいなければサムライブルーの守備は崩壊していたかもしれない。 しかし、常にパフォーマンスが安定していたわけではない。特に苦しかったのが1月から行われたAFCアジアカップ2023でのパフォーマンスだ。 イラク代表とのグループリーグ第2戦でアイメン・フセインにフィジカル面で苦戦をすると、イラン代表との準々決勝ではさらに低調なパフォーマンスに終始。誰が見てもコンディションが最悪な中、最後は痛恨のPKを献上して敗退の一因となってしまった。 このアジアカップに関しては、怪我明けという苦しい中での強行出場であり、加えて首脳陣の起用法にも疑問符がつくため、一概に彼だけを攻められない。ただ、言い訳が難しいのが11月の2試合におけるパフォーマンスだ。目測を誤って入れ替わられるシーンをはじめ、凡ミスが続くなど安定感がなかった。 この2試合で共通しているのが谷口の不在である。冨安や谷口ら最終ラインでリーダーシップを発揮できるタイプの選手がいない中でのパフォーマンスには課題を残している。彼らがいない中でも安定感を発揮できるようにするのが、次のステップになるだろう。
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