『怪盗ロワイヤル』15周年。かつて大ブームを起こし、現在もサービス中のソーシャルゲームの金字塔。お宝を奪い奪われ、一喜一憂した懐かしの思い出【今日は何の日?】
ドラマ化もしたソーシャルゲームの代表作 2009年(平成21年)10月7日は、携帯電話のオンラインゲーム『怪盗ロワイヤル』がサービスを開始した日。本日で15周年を迎えたことになる。 【記事の画像(10枚)を見る】 『怪盗ロワイヤル』は、ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営するMobage(旧モバゲータウン)で遊べるソーシャルゲーム。スマホが普及する以前の携帯電話(いわゆるガラケー)向けのゲームとしてスタートした作品で、かつて絶大なブームを巻き起こした。 マンガや小説版なども登場したし、松坂桃李さん主演でテレビドラマ化もされていたので覚えている人も多いはず。 家庭用ゲームファンとは異なる新たなユーザー層を獲得し、“ソーシャルゲーム”の知名度を一気に浸透させる一翼を担ったタイトルのひとつであることは間違いない。現在もサービスを継続中なので現役のプレイヤーという人もいるだろう。 プレイヤーは肉体派、頭脳派、セクシー派の中からひとりのキャラクターを選んで怪盗団のリーダーとなり、ミッションで経験値、お金、武器などのアイテムを稼ぎながらレベルアップ。ほかのプレイヤーにバトルを挑んでお宝を奪い合っていく。 あるいはほかのプレイヤーを怪盗仲間にして、お宝を譲り合ったりボス戦に参加させたりするなど、協力し合うなんてこともできた。お宝は各シリーズ7種類揃えると奪われなくなるので、多くのプレイヤーがコンプリートを目指してやり込んだんじゃないだろうか。 コンプリート前にお宝を奪われたり、お宝を奪おうとしたらまんまとワナにやられてしまったりと悔しい思いもしたと思うが、無事コンプリートできたときの達成感は格別。ゲーマーではなかった人々まで魅了してしまったのも頷ける。これらのシステムは多くのソーシャルゲームで踏襲され、当時は似たようなゲームがたくさん作られていた覚えがある。 本作の大ヒットにより“ロワイヤル”を冠する多数のシリーズ作品が登場。2010年4月には戦国武将をテーマにした『戦国ロワイヤル』、2011年5月にはファンタジーの世界を舞台にした『帝国ロワイヤル』が配信されている。 また、『機動戦士ガンダム』シリーズを題材にした『ガンダムロワイヤル』や、『レイトン教授』シリーズ初のソーシャルゲーム『レイトン教授ロワイヤル』といった作品も存在していた。 前述のように現在も『怪盗ロワイヤル』はサービスを提供中。昔やり込んでいたプレイヤーは15周年を迎えたこの機会に復帰してみるのもおもしろいかもしれない。もちろん、老舗のソーシャルゲームを新たに始めて体験してみるというのもアリだ。