北電の11月電気料金、前月比529円増7701円 政府の補助終了
北陸電力は30日、燃料費調整制度に基づく11月使用分(12月請求)の電気料金を発表した。政府の補助金がなくなり、モデル世帯(従量電灯B、30アンペア契約、月使用量230キロワット時)は前月比529円増の7701円となる。負担軽減策がなく、過去最高だった6月使用分の7758円、7月使用分の7740円に次ぐ過去3番目の水準。 自由料金は、標準家庭(30アンペア契約、月使用量230キロワット時)が10月使用分から529円増の7691円。 日本海ガスと高岡ガスも政府の補助金がなくなったことを踏まえ、料金を引き上げる。日本海ガスは標準家庭(月使用量21立方メートル)で前月比192円増の6392円、高岡ガスは標準家庭(同19立方メートル)で173円増の6008円。 補助金はウクライナ危機による燃料価格の高騰を受け、2023年1月に開始。今年5月にいったん終了したが、酷暑対策として8月使用分から3カ月間に限って復活させた。