“岡山の奇跡”から、桜井日奈子へ「“ふんわり”以外の私も見せていきたい」
イメージを壊せるような役柄に挑戦したい
本作に参加したことにより、新宿・歌舞伎町で行われたジャパンプレミアで、ハリウッド女優たちとともにレッドカーペットも歩いた。自身を「緊張するタイプ」と話していたが、 「私は緊張すると手が冷たくなるのですが、すごく暑い日だったにもかかわらず手がキンキンに冷えていました。むちゃくちゃ緊張してしまいました。いい緊張感は必要ですが、私の場合、度が過ぎるので、できれば克服したいです」と恥ずかしそうに語っていた。 緊張しすぎたり、プレッシャーに弱いと語っていた桜井だが、女優という仕事に対しては貪欲だ。 「私はふんわりしたイメージを持たれているかもしれませんが、そうじゃない部分もたくさんあるので、いろいろな“桜井日奈子”を見せていければと思っています。『勇者ヨシヒコ』が大好きで、福田雄一監督の世界観に憧れています」と語る。 福田監督といえば、現在大ヒット上映中の『銀魂』など、その独特のコメディセンスで爆発的なキャラクターを数多く生み出してきているが「どんな崩した役でも挑戦してみたい。イメージを壊していければ……」と熱い思いを語っていた。 (取材・文・写真:磯部正和)