カップルで混合ダブルス出場 その理由は?「私はあまり走らなくていい」<テニス>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日に開幕する混合ダブルスの組み合わせを発表。男子テニスで世界ランク9位のS・チチパス(ギリシャ)と女子テニスで世界ランク139位のP・バドサ(スペイン)がペアを組み出場する。バドサは交際中であるチチパスとのダブルス出場理由について「良い練習になるから」と明かした。 【錦織、ジョコビッチら全仏OP組合せ】 チチパスとバドサは昨年から交際を続けていたものの、今月5日に破局したことをバドサが自身のSNSで発表していた。 しかし一転、全仏オープン開幕前に行われた24日の会見でチチパスが破局から数週間で復縁したと明かしており、今回ペアを組み混合ダブルスに出場する運びとなった。 29日に、バドサはシングルス1回戦に出場し第26シードのK・ボールター(イギリス)を4-6, 7-5, 6-4の逆転で撃破。初戦突破後の記者会見でバドサは、長年腰の負傷などを抱えながらも、今回混合ダブルス出場に至った理由を明かした。 「いい感じに休みながら、いや、休むというより練習になるからね(笑)。1人でプレーするとなるとサーブも全部して、ボールを追いかけて返さないといけない。ダブルスだと、さらにミックスだとペアは男子だし、多少はね(笑)。それに彼(チチパス)が私の代わりにたくさん動いてくれるから、あまり走らなくていいの。練習するにはもってこいなのよ」 シングルスツアーでは通算3勝を誇り、キャリアハイ2位を記録しているバドサだが、直近1年ほどは腰や背中の負傷が相次ぎ、満足いく白星をあげることができず。実戦経験のなかで練習を積むため、今回は四大大会という場面でありながら負担の少ない混合ダブルスに現在交際中のチチパスとともに参戦するという選択をとった。 チチパス/ バドサ組は1回戦でN・ラモンズ(アメリカ)/ 柴原瑛菜組と対戦する。