東北日本海側は10日頃まで大雪・猛吹雪の恐れ 「二十歳のつどい」は太平洋側で雪か
東北地方は10日(金)頃にかけて日本海側を中心に平地も含めて大雪や猛吹雪になるでしょう。車の立ち往生など生活に大きな影響がでる恐れがあります。不要不急の外出は避けて、大雪に備えてください。「二十歳のつどい」が多くの自治体で行われる12日(日)は太平洋側でも雪の降る可能性があります。今後の情報にご注意ください。
10日(金)頃にかけて冬の嵐に
日本付近は今夜(8日)から10日(金)頃にかけて再び冬型の気圧配置が強まり、上空にはこの冬になって最も強い寒気が流れ込む予想です。 東北地方は日本海側を中心に断続的に雪が強まり、平地も含めて積雪が多くなる予想です。 風と風がぶつかり合うと発達した雪雲が流れ込みます。最も警戒が必要なのは山形県ですが、福島県会津地方、秋田県でも、局地的には数時間で20~30センチの積雪が急増するような恐れがあります。車の立ち往生が発生する恐れがありますので、不要不急の外出は避けてください。 風も強まり、日本海側や太平洋側の沿岸部でも猛吹雪や暴風の恐れがあります。場所によっては風に向かって歩けないような吹き方になるため、交通機関への影響にも十分ご注意ください。 【予想24時間降雪量(多い所)】 8日18時から9日18時まで 東北日本海側 山沿い 70センチ 平地 50センチ 9日18時から10日18時まで 東北日本海側 山沿い 70センチ 平地 50センチ 10日にかけて、積雪が急激に増加するおそれがあります。 今夜は仙台市など太平洋側にも雪雲が流れ込み、市街地でもうっすら白くなる可能性があります。9日(木)の朝は早めに起きて、外の様子を確認しましょう。
車で出かける際の備えは
車で外出せざるを得ない場合は、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。 (1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの 暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。 (2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯 長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。 (3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。 (4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ 除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。 雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。 ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。