カナダGPのFP1は雨で前半ほぼ走行できず、週末通して雨予報のため各チームタイヤ温存…トップタイムはノリス|F1
2024年のF1第9戦、カナダGPのフリー走行1回目が現地時間7日行われた。 現地モントリオールはFP1のスタート時刻前に、かなりの豪雨となり、雹が降ったとも伝えられている。セッション開始時刻となるも、トラック上が水浸しになっていることもあり、コースはクローズドの状態が続く。 開始20分が経過し、ようやくコースオープンとなり、複数のクルマがトラックへと出ていった。だが折り返しの30分が近づき、キックザウバーのチョウ・グァンユがターン5の左ウォールに激突し、そのままマシンストップ。これでセッションは赤旗となった。 数分の中断を経てFP1は再開となり、多くのドライバーがインターミディエイトを装着してトラックへと出ていった。 現地の天気予報は金曜夕方から土曜、日曜と雨予報が続いていることもあり、各チームは積極的にインターミディエイトのデータ収集を行う。だがレコードラインが乾いてくると、今度はインターミディエイトの消耗が早くなってしまうため、FP1終盤に入るとタイヤ温存のためにガレージへとマシンを入れるケースが多発となった。 残り5分が迫り、ここで多くのドライバーはソフトタイヤを装着してトラックへと出ていった。FP1は終盤にドライタイヤでタイム更新となったが、トラック上でのトラフィックが多く、タイム順はほぼ参考にならず。 同セッションのトップタイムは1:24.435のランド・ノリスで、2番手カルロス・サインツ。以下チャールズ・ルクレール、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、オスカー・ピアストリ、ピエール・ガスリー、バルテリ・ボッタス、セルジオ・ペレス、ジョージ・ラッセルというトップ10の顔ぶれになった。この中でボッタスとペレスはインターミディエイトで、それ以外の8名は終盤にソフトで出したタイムとなっている。 VCARB角田裕毅はインターミディエイトで出した1:28.723がベストタイムで、12番手だった。