ついに「ルパン三世」も実写化 アニメの実写映画化に立ちはだかる高い壁
人気アニメ「ルパン三世」の実写映画が2014年夏に公開されることが話題を集めている。 「ルパン三世」といえば、モンキーパンチ原作の漫画で連載が1967年にスタート。アニメについては、1971~72年のテレビ第1シリーズを皮切りに、1977~80年、1984~85年と3シリーズが放送されたほか、劇場版や単発のテレビスペシャルなども制作されており、男女を問わず幅広い年齢層に愛される国民的人気アニメだ。 ■配役を巡りさまざまな憶測が飛び交う 昨年には、テレビアニメの放送開始40周年を記念して、主要キャラクターの1人の峰不二子を主人公にした「LUPIN THE Third‐峰不二子という女‐」も放送された。実写映画化に関しても、ここ2~3年の間に何度となく週刊誌や実話誌、夕刊紙などで取り沙汰されており、そのたびに主要キャストの配役を巡り、さまざまな俳優や女優の名前が浮上していた。 今作は構想期間に約4年間を費やしたということから、水面下での動きが漏れ伝わっていたのだろう。結果的には、ルパン三世を俳優の小栗旬が、次元大介を玉山鉄二が、石川五ェ門を綾野剛が、銭形幸一警部を浅野忠信が、峰不二子を女優の黒木メイサが演じ、北村龍平監督がメガホンを執ることになった。 ■ルパンに扮する小栗は「マジかよ~、実写化!」 ルパンに扮する小栗をはじめとしたキャスト陣は、アクションのトレーニングを積んだり、体重調整を行ったりと、役作りに励んでいるという。小栗は「『マジかよ~、実写化!』と僕も思いました」と出演オファーを受けた当時の心境を吐露し、「みなさんの中にそれぞれのルパン三世がいると思いますが、若い世代にも、”リアルルパン世代”にも楽しんで頂けるルパン三世をお届けできるように、タイの暑さと闘いつつ頑張っています」とコメントしているが、この発言の裏には高いハードルに挑む出演者の複雑な思いが伺える。