安藤優子氏 かつてフランスでのサミット取材で乗ったヘリが不時着 パリでは歩いてリポートも「落ちた」
キャスターの安藤優子氏(66)が27日、フジテレビ「ぽかぽか」(月~金曜前11・50)ゲストとして生出演。過酷だった報道現場での驚きのエピソードを明かした。 【写真あり】安藤優子氏 「怖いもの知らずの時代」半袖短パンの夏スキー姿に反響「かっけえー」「凄いイケイケ」 番組では安藤氏がかつて経験した過酷だった報道現場を紹介した。1日睡眠2時間で2週間取材を続けた1992年の米大統領選、屋根のない部屋に10日間宿泊した1994年のアフリカ・ルワンダでの難民取材が挙げられたが、続いて「ヘリコプターが不時着」と伝えられた。 安藤氏は「ひまわり畑の中にヘリコプターが不時着しちゃったんです」と打ち明けると、1989年の「フランスのアルシュ・サミットっていうサミットを取材していた時に、サミット本体ってなかなか私達本隊に近づけないので、面白くないから別のことを取材しようっていうことで。帆船が港に入ってたので、それをヘリコプターから空からレポートするっていうのをやってたんですけど」と回顧した。 それでも「なかなか気に入ったレポートにならないんで、何度も何度も空中を旋回してもらってたんです」と安藤氏。「そのうちになんか変だなあと思って、気がついたらひまわり畑に不時着してたっていう…」と振り返った。 「あたしがこだわってやり直ししてたので、あっという間に燃料切れになって。これ以上は危ないなと思ってパイロットはひまわり畑に不時着したっていう」と理由を説明。 MCの「ハライチ」岩井勇気が「パイロットはもう少し前に言った方がいい」とツッコミを入れると、安藤氏は「パイロットは片言の英語とフランス語なんですよ。であたしは片言のフランス語と英語じゃないですか。だからお互いにうまく意思疎通ができてなくて」と通訳もいない状態だったと明かした。 「それで後から分かったんですけど、そんな勇猛果敢にどこでも着陸しちゃうのは、そのパイロットが有名なパリ・ダカールラリーの補給チームのパイロットだった」とぶっちゃけ。 それでも「これがまた凄く素敵な人だった。ポール・ニューマンみたいな」と言い、「もうちょっとフランス語がしゃべれたらな」と懐かしんだ。 その後、パリでは当時別で取材に訪れていたジャーナリストの木村太郎氏から空の乗り物に乗るとろくなことがないから乗らない方がいいと怒られたのだという。 そのため「次の日は地上で取材しようと思って、パリの街の中を買ったばかりのスーツを着て歩きながらレポートしてたんです」としたものの「ちょっと後ろ向いたら、そしたらそのままマンホールに落ちた」と告白。 「“パリ市内はこのように大変厳重な警備が敷かれています”って言ったとたんにズボッて」と苦笑すると、「だから私、空中はダメって言われたんですけど、地上もダメ」と平然と語った。