雨、雨、雨、この雨いつまで続く? ── 東京で13日間連続の降雨
東京都では8月に入って以降、ずっと雨を観測しています。0.0ミリメートル以上の降水、つまり少しでも雨の降った日が1日から13日まで続き、継続日数は13日間となりました。14日も東京23区内はぐずついた空模様。この雨、いつまで続くのでしょうか。
このすっきりしない天気は今後もしばらく続くと気象庁は予想しています。14日午前11時時点の東京都の週間天気予報では、15日が曇、16日から20日までは曇ときどき雨または曇一時雨で、21日にようやく曇ときどき晴れとなっています。20日まで降雨の日が続いたとすれば、降雨継続日数は20日間に達します。 雨の日が続いているのは、上空に北東から冷たい空気が流れ込んで、南からの暖かい空気に含まれる水蒸気が冷やされて雲が発生しやすくなっているのが原因です。同庁天気相談所は、「関東特有の気象状況で、何年かに1回は起こります。特に珍しいことではありません」と話します。
同庁のまとめによると、1968年以降、東京都千代田区で0.0ミリメートル以上の降水継続日数がもっとも長かったのが、1995年6月13日から7月9日までの27日間。2位は2006年6月30日から7月25日および1974年6月27日から7月22日の26日間となっています。 8月22日以降も雨の日が続けば、これらの記録に並ぶ可能性もありますが、同相談所では「8月下旬から9月にかけては晴れの日が多いと予想しており、(5位にあたる)22日間まで降雨が続くとは現時点で考えにくい」としています。 (取材・文:具志堅浩二)