横浜のハリー・キューウェル監督がチームにもたらす“プラスアルファ”は? 新指揮官が見据えるアタッキングフットボールの深化
「戦術的な部分で動き方やパターンは付け加えられる」
1月13日に2024シーズンの新体制発表会を実施した横浜F・マリノス。2年ぶりの王座奪還を目ざす今季において、注目されるのがハリー・キューウェル新監督のチームマネジメントだろう。 【PHOTO】編集部が厳選! ゲームを彩るJクラブのチアリーダーを一挙紹介! 新体制発表会後に行なわれた就任会見で、同席した中山昭宏社長から「我々が大事にしているアタッキングフットボールをきちんと理解してくれている。その継続と、もちろん彼が持っているものを加えて深化させていく。そしてF・マリノスのサッカーを高めていってくれる」と期待を寄せられた新指揮官は、自身の考えを次のように語った。 「まずは選手たちと何をしなければいけないかを深めていくことが大事。この(チームの)サッカーは攻撃的で、ボール保持とポジション、失った後のリアクションなどの部分で強度の高いサッカーを続けている。そこは変わらないが、ほんの少しプラスアルファで何か加えられると思う」 プラスアルファとは何なのか。キューウェル監督は「戦術的な部分で動き方やパターンは付け加えられるのではないか」と具体的な明言を避けたが、個々の選手への指導に関しては、こう言及した。 「その選手の何が最大の特長なのかを見て、それを活かすことを大事にしている。例えばスピードはあるけどドリブルはできない選手がいたら、速さをうまく使っていく」 リーグ開幕前の2月14日にはACLのラウンド16を戦う横浜。約1か月のなかで、オーストラリア人指揮官はどんなチーム作りを進めるのか。その手腕に期待だ。 取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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