【ウインターカップ】慶誠が初の決勝進出、ジョバが40得点25リバウンドと大活躍[高校バスケ]
強みを生かした慶誠が初の決勝進出
12月27日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」女子準決勝で、大阪薫英女学院(大阪)とインターハイベスト8の慶誠(熊本)が対戦。No.0ロー・ジョバが40得点と大暴れした慶誠が終始リードする展開に。大阪薫英女学院は3Pシュートから活路を見出し、4Q2点差まで迫ったものの、慶誠が78-62で初の決勝進出を決めた 【写真】大阪薫英女学院×慶誠フォトギャラリー(30点)をチェック ノーシードから四日市メリノール学院(三重)、八雲学園(東京②)、鵠沼(神奈川)を下して勝ち上がってきた大阪薫英女学院は、準々決勝でインターハイ3位の昭和学院(千葉①)に75-57で快勝。No.5三輪美良々ら2年生3人、1年生2人という下級生ラインナップが特徴だ。一方、慶誠は和歌山親愛(和歌山)、仙台大明誠(宮城②)、昌平(埼玉)を下すと準々決勝ではインターハイ準決勝の岐阜女(岐阜①)に終始リードを握って62-57で勝利し、準決勝に到達した。今大会屈指の留学生と評されるNo.0ジョバ、実力派司令塔であるNo.12岸希がけん引するチームである。両者はU18日清食品トップリーグで対戦、慶誠が勝利したが、66-62という僅差での決着となった。 慶誠はNo.0ジョバのシュートで先取点を奪うと、大阪薫英女学院は速攻からNo.5三輪が決める。先に流れを掴んだのは慶誠。残り6分半、No.17澤田樹奈がシュートを沈めると、No.25笠夏菜、No.12岸が続いて10-2とした。 大阪薫英女学院はタイムアウト明け、No.15松本璃音がジャンパーを成功。久しぶりに得点するが、ゾーンディフェンスに手こずって得点が伸びない。慶誠は残り3分、No.0ジョバの得点で14-4と2桁差に。終了間際、大阪薫英女学院はNo.5三輪がリバウンドから決めると、No.8岩井萌もフリースローで連続得点したが、慶誠の18-7で1Qを終えた。 2Q序盤、大阪薫英女学院はNo.15松本の連続3Pシュートに続いて、No.4幡出麗実もプルアップ3Pシュートを決めるが、慶誠No.0ジョバの得点を止められず。点差が縮められない。大阪薫英女学院はバックコートからプレッシャーをかけていくが、慶誠No.12岸が落ち着いて対処。得点につなぎ、残り5分で29-16とリードを広げた。 2Q後半、大阪薫英女学院はNo.5三輪がバスケットカウントを決めて3ポイントプレーにすると、No.15松本がスティールから速攻で得点。その後も好ディフェンスを展開し、ターンオーバーを引き出して得点につないだ。しかし、コンスタントに得点していった慶誠の37-26でハーフタイムを迎えた。慶誠はNo.0ジョバが前半だけで19得点、12リバウンド。チームとしては2Pシュートを17/34と高確率で決めた。大阪薫英女学院はNo.15松本が12得点でけん引した。 3Qいい入りをしたのは大阪薫英女学院。ズレを作ってNo.5三輪、No.11杉山ももがペイントエリア近くから得点。さらに慶誠にプレッシャーをかけてターンオーバーを引き出してシュートにつなげて1桁の得点差で粘っていく。それでも慶誠はNo.12岸がNo.0ジョバの得点を演出すると、自らドライブをして得点。53-41として3Qを終えた。 大阪薫英女学院は4Q開始直後、15松本、No.4幡出らの3Pシュートなどで2点差まで詰めたが、今度は慶誠が流れを掴む。慌てずにNo.0ジョバに入れて得点を重ねていくと、そのNo.0ジョバのアシストでNo.1陽本麻生がロング2Pシュートを成功。さらにNo.25笠夏菜もハイローから決めて残り4分で68-54と引き離した。 大阪薫英女学院はディフェンスから速い展開で攻めてNo.8岩井が得点。さらに時間に掛けずに攻めてNo.4幡出が3Pシュートを連発(ここまでで7本成功)。残り2分で61-72とした。リードを作った慶誠はしっかり時間を使ってオフェンスを展開。No.12岸、No.17澤田がフリースローで得点を重ねると、78-65で勝利し初の決勝進出を決めた。 慶誠はNo.0ジョバが40得点、25リバウンドと大活躍。No.12岸も12得点、No.1陽本も10得点をマーク。大阪薫英女学院はNo.4幡出が7本の3Pシュートを沈めて21得点、No.5三輪が16得点、18リバウンド、No.15松本が15得点とマーク。慶誠はリバウンドで52-39と上回り、2Pシュートは30/65(46.2%)と高確率で決めた。