中央線快速電車のグリーン車サービスが本格始動する

　JR東日本が12月13日、2025年3月15日に行うダイヤ改正の概要を発表した。（八王子経済新聞） 【写真】現在、中央線快速電車のグリーン車は「お試し期間」として無料で乗車できる 　今回、八王子支社が管轄する、中央本線、中央線快速電車、青梅線、五日市線などでダイヤの見直しを行う。 　3月のダイヤ改正に伴い、E233系電車で東京～大月間を走る全ての列車と、青梅線立川～青梅間を走る電車のうち、中央線快速電車と直通運転でグリーン車営業を行う。 　2階建てのグリーン車を4両目と5両目に連結し、12両編成で走らせる。グリーン車営業開始に先立ち、JR東日本では10月13日からグリーン車を連結した列車の運行を始めた。現在は「グリーン車お試し期間」としてグリーン料金なしで乗車できる。「お試し期間」は2025年3月14日の最終電車まで。 　グリーン車営業開始以降の利用は乗車券のほか、「普通列車グリーン券」が必要。グリーン車利用料金は、東京・新宿～八王子間、新宿～高尾・青梅間に当たる営業キロ50キロまでの通常料金＝1,010円、「Suicaグリーン料金」＝750円。 　同営業開始に伴い、現在運行している特急「はちおうじ」「おうめ」はそれぞれ運転を取りやめる。現在、新宿発となっている「ホリデー快速おくたま」は始発駅を東京に変更する。 　中央本線は、特急「あずさ」の一部列車を現在の新宿発から東京発に変更することに伴い、16時15分以降に出発する列車はすべて東京始発となる。上りの8時10分松本発の同12号、15時10分松本発の同42号、下りの12時新宿発の同21号、17時45分東京発の45号はそれぞれ現在の9両編成から12両編成に変更することで席数を増やす。平日は、5時40分甲府発東京行きの臨時特急「かいじ」も運転し、通勤・通学の利便性向上を図る。 　同社では、最終的な列車の運転時刻を2025年2月25日に発売予定の「JR時刻表3月号」で確認するよう呼びかけている。