山田孝之、映画「十一人の賊軍」で11年ぶり白石組「本当に過酷だった」仲野太賀は「雨にも負けず、風にも負けず…」充実感
俳優の山田孝之、仲野太賀が1日、都内でダブル主演映画「十一人の賊軍」(白石和彌監督)の初日舞台あいさつに登壇した。 戊辰戦争中の新潟・新発田藩を舞台にした集団抗争時代劇。「決死隊」として砦(とりで)を護衛する罪人たちの奮闘を描く。2013年の「凶悪」以来、11年ぶりに白石監督とタッグを組む山田は千葉・鋸南町で2か月間に及ぶ戦闘シーンのロケを「本当に過酷な日々だった。監督は精神的に追い込むんですよね」と振り返った。山田が手配した撮影現場近くの宿舎は、俳優陣の交流の場になったという。 仲野は今作で本格的な殺陣に初挑戦した。「雨にも負けず、風にも負けず、眠気にも負けず。撮影が昨日のように思い出す。集中して殺し合い、斬り合いながら、壮絶なシーンを撮っていく中で、生粋の映画少年の監督の目がキラキラしていく。我々はそれを養分にして泥だらけになっていきました」と充実感を漂わせた。 撮影は過酷でも、現場の雰囲気は和やかだった。紅一点の鞘師里保は「私自身、人見知りな部分があるんですけど、みなさんが声をかけてくださいました。ワチャワチャ、ガハガハ笑って、本当に仲が良くて、ずっとおしゃべりしている、すてきなみなさんです」と明かし、共演者たちに感謝した。元大相撲力士・豊山の小柳亮太は、100人以上のスタッフ、キャストにちゃんこを振る舞った。 尾上右近、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、本山力、ゆりやんレトリィバァ、野村周平、玉木宏、阿部サダヲらも登壇した。
報知新聞社