「FBIに目をつけられた」SNS型ロマンス詐欺で64歳男性被害 410万円だまし取られる 投資専用のアプリも 福岡
「FBIに目をつけられた」などのウソを言われ、福岡県広川町の64歳の男性が現金410万円をだまし取られる被害があり、警察は恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取るロマンス詐欺事件として調べています。 八女警察署によりますと今年10月末、広川町に住む会社員の男性(64)がSNSで女性名義のアカウントを使用するAとやり取りをするうちにAに好意を抱くようになりました。 Aから「投資に興味がないか」と言われた男性は投資で儲けたいと思うようになり、Aから言われるがまま専用のアプリをダウンロードして指定の口座に振り込みをしました。 その後、そのアプリで利益が上がっていることを確認できたため、利益の分だけでも現金を引き出そうと、投資会社のオペレーターを名乗るBに相談したところ「ロンドンでの審査に引っかかってしまった。審査を通過するために手数料として100万円を支払う必要がある」などと言われ、それを信じた男性は11月27日から12月14日にかけて5回にわたり、相手から指定された口座に投資や手数料名目で計410万円を振り込み、だまし取られたということです。 その後、Bから「FBIに目をつけらてしまった」「FBIを納得させるためにはお金を支払う必要がある」などと言われて不審に思い、詐欺の被害に気づいたということです。 警察はSNS型のロマンス詐欺事件として調べるとともに ▽SNS上での投資話は詐欺の可能性がある ▽「絶対に儲かる」「あなただけ」という話は詐欺 ▽面識のない人にお金を振り込んではいけない と注意を呼びかけています。
テレビ西日本