猛暑のインド・ニューデリーで水不足、スラム街の住民が給水車に群がる
インドの首都ニューデリーの一部地域で水不足が発生している。ニューデリー中心部にあるスラム街では31日、到着した給水車に大勢の人々が群がる様子が見られた。 当局は、ヤムナー川の水位低下が原因としている。 市民 「水道管に水が流れていない。この給水車が頼りだ。給水車の前で多くの人がもみ合いになっている。給水車の水も満杯ではなく、半分くらいしか入っていない。たったこれだけの水をめぐって大勢の人が争っている。容器に水を入れることができるのは25%の人だけで、あとの75%の人は水を手に入れられない」 給水車が到着すると子供たちは車両の上に飛び乗り、大人たちは容器にできるだけ水を入れようともみ合いになった。 ニューデリーでは30日に一部地域で摂氏47度を記録。インドでは夏になると水不足が起き、特にスラム街の住民に大きな影響を与えている。