大阪・梅田「新阪急ビル」屋上部分重機での解体進む ── SNSなどで話題に
新阪急ビル 重機での解体進む。ビアガーデン「野宴」の文字があった部分 THE PAGE大阪
大阪・梅田を歩いている時、なにげなく見たSNSで「新阪急ビルが」「重機が入った」「解体」などといった書き込みを見かけた。周囲のビルから眺めてみると同市北区梅田1の「新阪急ビル」屋上部分を重機で解体する様子が確認できた。2月からは隣接する阪神百貨店が入った大阪神ビルディング東側の解体工事も始まり、一体的に建て替えられることとなる。
「野宴」の大文字があった場所が解体されている
新阪急ビルの解体工事は昨年10月から始まっており、足場などが組まれ囲いに覆われていた。そこで、周辺のビルから重機が置かれているのが見えはじめたここ数日から、ツイッターなどのSNSでも「解体」について多くつぶやかれるようになった。 かつて同ビル屋上は夏になると「新阪急ビル屋上ビアガーデン 野宴」としてにぎわった場所でもあり、その「野宴」の文字が大きく掲げられていた部分が解体されていた。 「梅田1丁目1番地計画 新阪急ビル地上等解体工事」という看板が掲げられる中、その解体が目に見える形で進められている。
「大阪神ビルディング」も2月18日から工事
また、市道をはさんで隣接する阪神百貨店梅田本店が入る「大阪神ビルディング」も2月18日から同ビル東側の解体工事を始める。これは、新阪急ビルと一体的に建て替えるためだ。 このため、同店は、同ビルディング西側で売り場の面積を4割縮小する形で営業を続けていく。2022年春ごろの全体竣工(しゅんこう)を目指すという。 同店では2月17日まで「いよいよ建て替え 阪神冬の売りつくし」と題したセールを開催している。「梅田1丁目1番地計画」によって、この大阪・キタの光景は大きく変わりそうだ。同時に、ビアガーデンなどで盛り上がった新阪急ビル、屋上遊園地が楽しかった阪神百貨店の光景などは目に焼きつけておきたい。