北朝鮮発射は「新型地対艦弾」 金氏、韓国の海上境界否定
北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、海軍に配備される新型の地対艦ミサイルの発射実験を14日午前に実施し、金正恩朝鮮労働党総書記が視察したと報じた。金氏は、韓国が海上の境界とする北方限界線(NLL)には「国際法的根拠がない」として妥当性を明確に否定。北朝鮮側の海域を「武力行使で守るべきだ」と述べた。 金氏は、韓国側が船舶の取り締まりや巡視を名目に北朝鮮側の海域に入り主権を侵害していると主張。新型の地対艦ミサイルなどを前線に配備し、対抗する方針を示した。NLL周辺で南北が衝突する危険性が高まっている。 韓国軍は14日、北朝鮮の東部で日本海側に発射された巡航ミサイル数発を捕捉していた。(共同)