岡山学芸館・丹羽が完封勝利!指揮官はマウンドを託した右腕に「一人になっていなかった」、2試合で1四球の投手陣を高評価!【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:岡山学芸館2ー0掛川西>◇15日◇2回戦◇甲子園 【一覧】大学進学を表明した有力選手 岡山学芸館(岡山)が掛川西(静岡)を下して3回戦進出を決めた。 チームは初戦の聖カタリナ戦に続いて2戦連続の完封勝利。先発した丹羽 知則投手(3年)は「初回に内角をしっかりと攻める事ができたのが良かった」と初回の守りを抑えることをテーマに臨んだ試合でテンポよく投げ込み、9回117球無四球7奪三振と起用に応える投球を見せた。 指揮を執る佐藤 貴博監督は「相手打線は変化球に弱点があることがわかっていても、変化球を狙っていた。だからバッテリーにはベース板に強いストレートを投げたほうが良いとアドバイスして、うまく投げてくれた」と丹羽を高評価。さらには「何より四球を出さなかったのが良かった。うちの投手はエースの沖田にしても、コントロールがよいのが強み。冬から取り組みも変わってきて成長していて頼もしい」と大会を通して1四球の投手陣を称えていた。 初戦で好投した沖田 幸大投手(3年)など好投手も控える中、丹羽が9回を投げ切った。「一人になっていなかった。周りにも声をかけていましたし、私の声にもしっかりと反応していたのでこれは行けると思いました」と佐藤監督は最終回までマウンドを託して勝利を手にした。 野手は随所で堅い守りを見せた。4回に好守備を見せた二塁手・田井 和寿内野手(3年)は、「打球が非常に速いチーム。今日は大事にとって守ることを意識し、打球を処理ができた」と振り返る。佐藤監督も、「試合をするごとに守備が良くなっている。内外野が連携をとって掛川西さんの対策として守備をしっかりしてくれた」と語っていた。