【ガーデニング】凛とした咲き姿が魅力のスイセン 育て方のコツとさまざまな品種10選
長い花茎を立ち上げ、白や黄色の花を軽やかに咲かせるスイセン。寒さにも負けず庭を明るく彩り、凛としたたたずまいが魅力です。 【写真13枚】ベラエステラ、エリッチャー、リップバンウィンクルなど… 個性的な見た目のスイセンがたくさん 今回はスイセンの魅力や育て方を参考価格とともに紹介します。 個性あふれる花姿の中から、人気のオススメ品種も見ていきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
スイセンとはどんな花?
・ヒガンバナ科スイセン属 ・多年草 球根植物 ・草丈:10~50センチ ・参考価格:100~200円前後(球根1球) スイセンは寒さに強く夏は休眠する球根植物。秋に球根を植えると冬から春まで咲き続け、開花後に掘り上げなくても毎年開花します。 強健な性質でほとんど手をかけなくても大丈夫なので、初心者にも育てやすくオススメです。
スイセンの魅力
●豊富な品種 25~30種類の原種があり、品種改良を繰り返して現在では3万種を超える品種があると言われるスイセン。毎年登場する個性的な新品種は、世界中の愛好家から熱い視線を集めています。 花の色は白と黄色がメイン。さらにオレンジやピンクの愛らしい花色も加わり色彩豊富に。シンプルで清楚な花から、ゴージャスで存在感バツグンの花まで多種多様です。 ●甘く爽やかな香り 花から漂う芳香も魅力のひとつ。ロマンチックな甘い香りや、スッキリとした爽やかな香りなどさまざまで、古くから香水の原材料としてよく利用されてきました。切り花にして飾ると、部屋中に広がる豊かな香りが楽しめます。 ●強健な性質 スイセンは日本に自生している品種もあり、寒さに強いうえに高温多湿にも耐える強健な性質。植えっぱなしでも無事に夏越しして、翌年またカワイイ花を見せてくれます。 旺盛に生育するので、毎年球根を増やしながら大株に。単体では控えめな花姿ですが、まとまって群生すると圧巻の美しさです。
スイセンの育て方
●栽培環境 スイセンの球根は9月下旬~10月上旬が植え付け時期。日当たりと水はけのよい場所に植えましょう。 ●水やり 地植えの場合は雨水にまかせれば、ほとんど水やりしなくても大丈夫。鉢植えにしたスイセンは、土が乾いてきたらタップリと与えます。とくに夏の水切れには気をつけましょう。 ●肥料 植え付け時期に元肥として緩効性化成肥料を施します。あとは年に1回、花が咲き終わったあとに与えるだけです。花数を多くしたいときは、芽が出始める11月頃に、リン酸が多い液体肥料を与えるとよいでしょう。 ●開花後のお手入れ 咲き終わった花をそのままにしておくと余分な栄養を消費するので、その都度早めに茎の根元から切り取ります。 開花時期が終わっても、葉は黄色く変色するまで放置。葉が緑のうちは光合成をして、球根にタップリと栄養を補給してくれます。