スマホがなくなる日、何していたい? Apple Vision Proが民主化した日の話
「いよいよ日本上陸も秒読みか?」なんて噂もあるApple Vision Pro。 そんなApple Vision Proが提唱する新ジャンル「空間コンピューティング」の第一人者にして、6月には著書『Apple Vision Proが拓くミライの視界 スマホがなくなる日』(幻冬舎)を発売するSTYLY取締役COO 渡邊信彦氏と、ギズモード・ジャパン編集長 尾田和実が、4月17日(水)にクロストークを行ないました。 【全画像をみる】スマホがなくなる日、何していたい? Apple Vision Proが民主化した日の話 トークイベントの後には、Vision Proの体験会と交流会も実施。多くの来場客の皆さんが「空間コンピューティング」を体験し、その未来について語り合いました。 この記事では、そんなクロストークから気になる話題をピックアップしてお届けします。
Q. 空間コンピューティングとは結局何なのか?
数年前から「メタバース」という言葉が使われるようになっていましたが、Facebook社がMetaに社名を変更してさらにその流れが加速したと思います。でも、そんな中でアップルが突然「空間コンピューティング」と言い始めましたよね。 空間コンピューティングとは何なのでしょうか?(尾田) 空間コンピューティングは、空間をメディア化/ディスプレイ化する概念です。キッチンにはレシピを開いたブラウザを置いて、デスクでは仕事用のウインドウを開いておくなど、空間でタスクを分散できるんです。 これまでも同様のデバイスとしてはMicrosoft HoloLensがありましたが、Apple Vision Proがすごいのは、画質がナチュラルで美しいということ。『これを長くかけていたい』と思えるのは初めてです。(渡邊氏) 渡邊さん曰く、Apple Vision Proは初めてと言ってもいい「実用レベルの空間コンピューティングデバイス」なのだそう。 出張先のホテルでApple Vision Proをかけると、そこにいつもの仕事場が再現されて本当に便利です。 Meta Questでも同様のことはできますが、解像度の問題で小さい文字が読めないことも多く、快適さが全然違います。Apple Vision Proは実用に耐えうるものであり、さらに想像を超えてきましたね。(渡邊氏)