未明にM6.1 3日の余震か 気象署「異常見られない」/台湾
(台北中央社)27日午前2時21分ごろ、東部・花蓮沖を震源とするマグニチュード(M)6.1の地震が発生し、花蓮や東部・宜蘭など広い範囲で最大震度4を観測した。交通部(交通省)中央気象署(気象庁)は同日、3日に起きた東部海域を震源とする地震の余震との見方を示した。また余震に関して1999年に起きた台湾大地震と比べて大きな異常は見られないとの認識を示した。 気象署の統計によれば、3日の地震後から27日午前6時までに起きた余震は1303回。地震観測センターの呉健富主任は報道陣に対し、余震の数は時間が経過するにつれて徐々に減少しているとしながらも、規模の大きい余震が起きる可能性があると指摘。台湾では最近、前線の影響でまとまった雨が降っているとし、注意を呼びかけた。 同センターの蒲新杰研究員は、規模の大きな地震後、余震が発生する期間は比較的長くなると説明。台湾大地震の際と同様だとし、今後もM6以上の余震が起きる可能性を排除しないとした。 (余暁涵/編集:齊藤啓介)