半導体の最新技術が福岡に集結、部品・製造装置・搬送ロボットなどズラリ…マリンメッセで「産業展」
国内外の半導体関連企業がを披露する「半導体産業展」が25日、福岡市博多区のマリンメッセ福岡で始まった。台湾積体電路製造（TSMC）の熊本進出で存在感が高まる九州の半導体業界を一段と成長させる狙いがあり、半導体部品や製造装置、搬送ロボットなどが並べられた。 【動画】台湾・TSMCが進出、巨大半導体工場と町の変化
半導体に特化した大規模な展示会が九州で開かれるのは珍しい。開会式では、実行委員長を務める安浦寛人・九州大名誉教授が「九州の半導体産業は復興の機を迎えている。魅力を伝える場にしたい」とあいさつし、自民党半導体戦略推進議員連盟会長の甘利明衆院議員や、九州経済連合会の倉富純男会長らとともにテープカットした。
26日までの期間中、国内外の約260社・団体が出展を予定しており、三菱電機やルネサスエレクトロニクスなど九州に半導体の生産拠点を置く企業や、産業機械メーカーの平田機工（熊本市）といった地場企業が参加。海外からは、TSMCとも関係が深い台湾の産業技術研究機関「工業技術研究院」（ITRI）などが半導体技術を紹介している。
会場ではほかに、自治体トップや大学教授らによるセミナーも開かれる。
