フリックこそレヴァンドフスキにとって最高の指揮官か フリック体制では《81戦92ゴール》と止まらぬ得点ペース
昨季とは一味違う輝き
やはりハンジ・フリック&ロベルト・レヴァンドフスキは相性が抜群なのだろう。今季よりバルセロナの指揮官にはフリックが就任しているが、チームのエースであるレヴァンドフスキの得点が止まらない。 2人といえば、2019-20シーズン途中から2021年夏までバイエルンでも仕事を一緒にしている。その時も含めると、レヴァンドフスキはフリック体制で81戦92ゴール24アシストと圧巻の成績を残しているのだ(『90min』より)。 2019-20シーズンのバイエルンは3冠を達成しており、レヴァンドフスキにとってもキャリア最高のシーズンとなった。フリックもレヴァンドフスキの活かし方は熟知しているのだろう。36歳と大ベテランの領域に入っているが、レヴァンドフスキは今季ここまでリーグ戦とチャンピオンズリーグを合わせて10試合で9ゴールを挙げている。 昨季のレヴァンドフスキはリーグ戦で19ゴールに留まり、ラ・リーガの得点王タイトルを獲得できなかった。19ゴールでも十分に凄い数字ではあるのだが、昨季のバルセロナはチーム方針が思うように定まらなかったところがある。リーグタイトルはライバルのレアル・マドリードに奪われており、チームにとっても悔しいシーズンだった。 しかし、今季はここまで快調なスタートだ。前節オサスナに2-4で敗れたものの、8試合で7勝1敗のスタートは上々だろう。レヴァンドフスキも順調に得点を重ねていて、フリック体制の期待はどんどん広がっている。
構成/ザ・ワールド編集部