BMW 6シリーズ、いすゞビッグホーン……珍稀車ハンターが旧車の祭典で出合った至高の6車
OCEANS世代に刺さる珍しい&稀少な車(珍稀車)を掘り下げる本連載。 【写真9点】「珍稀車ハンターが旧車の祭典で出合った至高の6車」を写真でチェック
今回、鹿田能規さんが潜入したのは、旧車の祭典「ノスタルジック2デイズ」だ。
大人こそハマる旧車の祭典にGO!
ども。珍稀車ハンターの鹿田です。最近イベントばかり回っていまして、今回も日本最大級の旧車の祭典「ノスタルジック2デイズ」に足を運びました。旧車っていうと、当時を知らない若い人たちに人気ですが、僕はOCEANS世代こそハマると思うんですよ。 まずは挨拶代わりの1台を。これ、なんだか分かりますか?
僕もね、実は後ろに回ってエンブレムを確認しないとわからなかった。デ・トマソ・パンテーラのカスタムカーです。パンテーラといえば、70年代スーパーカーを代表する1台ですよ。 当時ランボルギーニ・ミウラを作って一躍有名になったエンジニア(ジャン・パオロ・ダラーラ)をデ・トマソ社が引き抜いて、アメリカ市場でフォード社の販売網を利用するために、フォード製V8をミッドに載せた、異色のスーパーカーです。
カスタムというか、チューニングというか、言葉では言い表しにくいですが、もの凄い改造をしたのがこの車です。 もしデ・トマソがランボルギーニ・ウラカンステラートや、ポルシェ911ダカールのような車を作ったら、きっとこうだったかも知れないな、と思います。ランボやポルシェより、やりきっています。 パンテーラってこの使い方でよかったんだっけ?とか、この車を見ていると正しさが良く分からなくなりますが、自分がしたいようにするのがカスタム。だから正解はないんですが、とにかく、僕の想像のはるか斜めを上を行っています。自分色にここまで染められるイメージやテクニックは、きっと世界にも通用します。もはや敬意を表するほかないです。 一方、50年以上も前のアゲ系がフォルクスワーゲンのアパルバギーです。1960年~70年代は、西海岸を中心にビートルのシャシーにオリジナルのボディを載せたバギーがいくつも登場したんですが、これもその1台。