車に落ちて来たのは・・・近くの工場から飛ばされた“スクラップ部品”だった 信号待ちの車を直撃し女性が軽傷
CBCテレビ
去年12月、愛知県安城市で空から金属部品が落下し、信号待ちの車に直撃した問題で、落ちてきた部品は現場近くの工場で金属スクラップの仕分け作業中に飛ばされたものだとわかりました。 【写真を見る】車に落ちて来たのは・・・近くの工場から飛ばされた“スクラップ部品”だった 信号待ちの車を直撃し女性が軽傷 去年12月25日、安城市東栄町の道路に空からモノが降ってきました。 落ちてきたのは重さ600グラムほどの金属部品で、信号待ちをしていた軽乗用車の天井部分を直撃しました。 (近くにいた人) 「助手席の上の部分が、人が落ちてきたのではないかというぐらい、へこんでいた」 車の天井は長さ1メートル、幅30センチほどにわたってへこみ、15センチほどの亀裂も入りました。 この衝撃で車のルームミラーが外れ、運転していた40代の女性に当たって腕を打撲する軽いけがをしました。 落ちてきた部品にはボルトが付いていましたが、何の部品かわからないままになっていました。 ~「飛行機の部品では?」~ ~「宇宙ゴミの可能性も?」~ ~「トラックから外れた部品が跳ね飛ばされたのでは?」~ 当時、ニュースを見た人たちからは様々な憶測が飛び交っていましたが… しかし、現場の上空に飛行機やヘリコプターなどは飛行しておらず、警察が「落とし主」を調べていました。 捜査関係者によりますと、その後の捜査で、上空から落ちてきた部品は、現場近くの工場で重機を使った金属スクラップの仕分け作業中に誤って敷地の外へ飛んだものだとわかりました。 警察はことし5月、仕分けをしていた作業員を業務上過失傷害の疑いで書類送検したということです。
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