【生理×防災】災害への備えに必要なことは? 生理の“つらさ”には、親子の間にも“壁”が
■親子の間にも“壁”が… 生理のつらさは人それぞれ
これまで1000人以上の思春期の生徒や、親子、企業などにセミナーを行ってきた中村さん。親子間であっても、“壁”を感じるといい「例えば、お母さんは(経血の)量が少なくて、普通の日用(のナプキン)でも夜も過ごせちゃうから、家の中には普通の日用しか用意していない。でも子供は量が多くて困っちゃうけど、お母さんに言うとなんでこれじゃないのが欲しいのって言われちゃうと、それ以上にリクエストができなくなっちゃうとか。親子で必ず一緒とは限らないので、お母さんが痛くないのに娘さんはすごくおなかが痛い、休みたい時に、そんなにつらくないでしょって言われちゃうと、すごくつらいんだけど私が怠けているだけなのかなとか、私がなんかダメなのかなっていうふうに子供は思ってしまうっていうのはよく聞く声です」と明かしました。 そのためセミナーでも、「親子であっても、きょうだいであっても、(生理において)全然違うことがあって、違うことが普通」ということを子供だけでなく、親にも伝えているといいます。中村さんは「(今日のセミナーは)親子で聞いてくださったから、隣にいる大人が私はこうとかあなたはこうだよねという声がけをしてくださったことがよかったなと思っています」と手応えを感じていました。