「大粒の涙を見てハッとした」武田真一が長男は傷ついていたと感じた出来事を明かす「心が痛みました」
武田さん:主に、言動、しぐさ、姿勢ですね。「手は前で組まずにテーブルに置いておいてみたら?」とか、朝の番組なので、「もう少しハキハキとしゃべるようにしたら?視聴者の方が元気になるように、はつらつとしていなくではダメよ」と。本当にその通りだなと思います。ただ、もともとしゃべり方がゆっくりですし、性格的にもそれほどテンションが高いほうではないので、山ちゃんや周りの芸人さんたちのテンポについていってない感じがあって(笑)。
あるときは「拍手をするときに、顔の前で小さく叩くのではなくて、もっとはっきり拍手したほうがいいんじゃない?」と言われたのですが、これがなかなか難しい。最近は「まあ、これもかわいくていいじゃないか」と(笑)。 ── 二人三脚で歩まれてきた1年半だったのですね。 武田さん:夫婦2人だけの会社ですから、こうあるべきといったルールは作らず、ぼくらのやり方で、自分らしくいられることが、何より大事だと思っています。ゼロからスタートですから、ときどき失敗して迷惑をかけることもあったりしますが、それもまたいい経験。今は、2人で手探りしながら新しい冒険をしている最中です。
妻には、本当に感謝しかないです。ずっと一緒に「2人で人生のプロジェクトに取り組んでいる」という感じがして、「これって本当に幸せなことなんだろうなあ」と思いますね。
■長男が大粒の涙を流した出来事 ── 以前、テレビのトーク番組で、奥さんが「パパとして子育てに一生懸命向き合ってきた」とコメントされていました。自身の子育てで、どんなことを意識してこられましたか? 武田さん:会社員は、朝、家を出て会社に着いたら、家族のことをある意味忘れて、仕事に没頭しなくてはいけないというような空気がありますよね。ぼくは、それは本当におかしいとずっと思っていたんです。ですからNHK時代も「これは家族にもぜひ見せたい」と思う番組などは、スタッフの了承を取って、妻や子どもを見学させていました。